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生き物は個では生きていけない

植物であれ動物であれ

共に支え合って生きている

もちろん人も同じ

それぞれがそれぞれのコミュニティを持つ

同種の生き物であっても

自分達の群れを作る

そこには考え方や生き方の違いが生まれ

時に共感して共存し

時に対立して争い合う

すべての人が同じ価値観を持ち

道徳、能力、言語、思想も同じであれば

争いやすれ違いなど起きないのかもしれない

でも

現実はそうじゃないよね

どこかに必ず相違は生まれ

すれ違いや誤解は起きる

なぜか

「他人」は「自分」ではないから

ましてや自分の中にも相反するものがあるのに

すべての人と自分の枠を超えて分かりあうことは

本当にできることなのかな

自分と世界の境界

他のコミュニティとの境界

国と国の境界

それらを分けることでしか

私達は「自分」というものを保てないもの

なのかも

ただ

「分かろう」とする事だけは諦めないようにしよう

自分と似た考えは当然の事

異なる考え方にも触れていこう

その上でよく吟味し

納得した上で取捨選択すればいい

そうする事で少しずつ自分の枠が広がっていくだろう