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色解き:311紅紫

 小学館「色の手帖」P189:紅紫(こうし)
 一般に「紫」という字を思い浮かべる時、読者の皆様はどれだけの濃さの紫色を思い描くだろうか?。紫というと「紫式部」を連想する人も居るかもしれない。この「紫」色自体に高貴なイメージが備わっているのは、貴族がこの色を愛用し、果ては現代のヤンキーちゃんが制服の裏地にちゃっかりそんな色を載せたアクセントを好むことからも、既知のことやもしれない。(やんちゃざかりの坊ちゃん嬢ちゃんには目立ちたいだけの意味も大アリだが汗)。
 紅紫(こうし)色は、その中でも特に赤味がかった紫ということでより鮮烈なイメージを兼ね備えた紫ということとなり、高貴な美人の例えとしても使われる色に当たる。
 神道の神主さんの袴などでお見掛けするかもしれない神聖な色、といえば伝わるかも。百人一首の男性貴族の絵柄にも登場しているかもしれないが、現代の一般社会人が着こなすのは、バブリーな芸能人並みの派手さをかもしだすため勇気がいるかも笑。
 なお、画像の紫色は紅紫とは言い難いため悪しからず。
 

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