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王子駅の珈琲店
ここ数年中国茶や紅茶にハマっていて、
最近は国産の発酵茶も凝ったものがたくさん出はじめて
「もうお茶最高安らぐ高まるありがとう」という気持ちが深まるばかり。
喫茶店なんかではおいしい珈琲がコンセプトのお店じゃなければお茶をえらぶことが多い。
でもGRANARYS COFFEEさんでだけは、ほかのメニューがあってもかならず珈琲を注文する。
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GRANARYS COFFEEさんの珈琲でしか感じられない、甘い甘い香りがあって、それがくるおしく好き。
なんであんないい香りがするんだろう。果物とも花ともちがう、茶葉でいえば蜜蘭香に近い…?
目の奥まで響くような深くてすっきりした甘い香り。
他のお店の珈琲でおなじような香りをみつけることもあるのだけど、そのお店に行けばいつでもその香りの珈琲に出会えるかというとそうではないことが多い。
たまたまそのときのブレンドにその香りが含まれていたとか、常時置いているわけではない産地の、ある年の豆だけがその香りだったとか。
GRANARYS COFFEEさんでは今の所、いつ行ってもおなじ香りが味わえている。
店主の方の焙煎の具合がその香りをかならず作りだしてるのかなんなのか…いつだったか「どうしていつもこんないい香りなのか」と聞いてみたことがあった気がするのだけど、なんて返ってきたのだっけ…
そういえばエイジングしていると言っていたかも。
焙煎した豆を熟成しておくだとか。
きっとそのあたりの行程をこなすときの感覚が、すこぶるすばらしいのだろう。わからないけどたぶん。
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GRANARYS COFFEEさんの店内もとても好き
家具も本も、一見目的なく散りばめられているように感じられるのだけど、その中に腰かけて、あらためてじっと見まわすと、ひとつひとつがおさまるべき場所に置かれて気持ちよさそうにしているようにおもえてくる。
たくさん物があっても静かというか、置かれた物がそこで満足そうにしている感じがする。
その中にいるとじぶんもおなじような状態になってくる。
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