韓国系刺し身屋さん「大魚횟집」@ソラリス

2回目のログを追記した。

１回目：2020年9月某日

韓国語しか通じない刺し身屋さんがあると日本人の友だちから聞き、「それは私の出番だね」ということでその店に行ってみた。

大魚횟집というお店。ソラリスのKim's Martの近く。

行く前、予約の際に念の為と思って英語と韓国語両方を送ってみたら、返事は韓国語で帰ってきた。もしかして本当に韓国語しか通じないのか！？ここはマレーシアだよ？

ところで今更ではあるが、これまでの人生で、韓国語でレストランに営業時間を聞いたり予約の連絡を入れたことなんてなかったので、韓国人のクセに少しドキドキした。言い訳になるが、私は在日韓国人3世、日本の朝鮮学校で在日訛りの朝鮮語を学んだクチなので、私の韓国語はネイティブのそれとは程遠いのである。

朝鮮語と韓国語の違いは、イギリス英語とアメリカ英語みたいな距離感？今思うと、朝鮮学校で朝鮮語に費やした12年を、せめてもう少し英語とかほかのことに費やせたらよかったのに、まぁ韓国語の文献やニュース読めるしドラマもかろうじて字幕なしで見ることはできるし海外の韓国大使館でもパスポートの更新やら息子の出生届やらなんとか韓国語でコミュニケーションできるので、それだけでも感謝しないとね。おっと、ここは正男が暗殺された国だしヘタなこと書いたら私も消され以下略

話を戻そう。

いざお店へ。

店の名前からして漢字＋韓国語。
何度もいうが、ここはマレーシアである。

なぜ「大魚」だけが漢字なんだろう。中華系に媚売りたいから？みたいなうがったことを思いながらいざ店内へ。

出迎えてくれた店員さん、ローカルか出稼ぎ外国人かはわからないけど、圧倒的に韓国人ではない顔である。普通に英語で出迎えてくれた。安心した。だって、ガチで韓国語しか通じなかったら、店員さんとのコミュニケーションはすべて私を介することになるからである。なんてプレッシャーｗｗｗ

冷静に考えたらオーナーは韓国人かもしれないが、飲食店のウェイターやウェイトレスの人件費が安い国で、韓国人がわざわざウェイトレスやウェイターはやらないよな。
（ってことはWhatsappはオーナーが対応してるのか？）

こちら、メニューの写真。
小学生のときに魚の名前を習った気がするけど、いちいち覚えていないので、文字は余裕で読めるけどなんの魚かがまったくわからない。結局Google翻訳の出番である。

あれこれ食べられそうだねーってことでメニュー2枚目真ん中の上にあるセットを頼むことに。真ん中のページの8種類の魚貝がセットになっているっぽい。
しかーし、サーモンなど一部は売り切れていて、8種類のセットが4種類しかなく、4種類xいつもの2倍、みたいなセットが出てきた。

おかずがあれこれ出てきた。一人分かな？という量だが、あいにく大人4人に対してである。もう少し出してくれてもいいのになー。

夫が頼んだサーモン丼。

息子（2歳）はまださすがに生魚はアレなので、ご飯と焼き魚を。焼いたサーモンはこんな感じ。サーブしてもらうのにやたらと時間がかかった。お店は全然混んでないし、サーモンはせいぜい焼くだけのはずなのになんでこんなに時間がかかるんだろう、と店員さんに「さっき頼んだサーモンまだですか？」と聞いたら「On the way」と言われた。ものは言いようである。つまり、忘れられてたんだろう。
ちなみにこんなことでグダグダ怒るような人は東南アジア新興国だとストレスで寿命が縮むだろうから、日本から出ないことをオススメしておく。

刺し身の種類が少なくてしょんぼりしていたら、お店がサービスで魚の頭のスープを出してくれた。ツンデレか。
そしてこのスープが予想を遥かに上回る美味しさだった。

聞いた話によると、魚介類は韓国から輸入しているとのこと。金曜か土曜日に届くらしい。「どこで取れたかわからないのはイヤだ」という人には安心かもしれない。
ゆーてもね、韓国人がやっている韓国風情のお店なので、日本人の期待値を満たせるかどうかはわからない。Google翻訳があれば韓国語ができなくてもたぶん大丈夫なので、興味ある方はぜひ行ってみてください。

大魚횟집
+60102998186
営業時間は午後4時から午前2時まで、とのこと
Grabで行くときは、宛先が出てこないと思われるので降りる地点を「gangnam88」などにすることをオススメする
https://goo.gl/maps/piCjKbVwSFuz87R18

２回目：2020年10月某日

友だちと5人で現地へ。
白身魚の刺し身セットみたいなの（メニューの写真2枚目、アソーテッドサシミってやつ、RM400の）と、ライブオクトパス、スープ、ビール大瓶3本、マッコリ1本を頼んで、一人あたりRM150（3900円くらい）という感じ。割とコスパよく感じた。っていうかすごかった。何がすごいって、アソーテッドサシミを頼んだら、セットでついてくるものがあれやこれやとたくさんありすぎて。。。

こちらが、白身魚のセット、RM400のやつ。
ひらめと、、、あとはなんだろう、よくわからない。

この白身魚のセットを頼むと、なにやらあれこれと出てくるようなしくみらしく（メニューにはそんなのは一切載ってないのだが）、

エリンギとブロッコリーのバター焼き。

からの、コーンチーズ。店員さんに思わず「えっ、これなに？（頼んでないよ）」と聞いたら、「コーンチーズです」というまっとうな答えが返ってきた。

これは、、、なんだっけ、大根と何か

天ぷら。

焼いた鯖。美味しいじゃん。

こちらは鴨肉？

お寿司も。

とまぁ、なんかあれこれたくさん出てきてビックリした。
これら以外にも、生きたタコ、辛いスープも頼んだ。満腹である。

あー、スープの写真忘れた。しゃーない。

以上、初回と比べるとサプライズだらけなディナーになったお話でした。

そういえば、17時よりちょっと前にお店に入ったんだけど、みんなを待っているときに韓国人っぽい風貌の人に韓国語で「5名様ですよね？次の予約があるんで20時まででお願いします〜」と韓国語で言われ、普通に聞き取れたことに安心したｗ 「日本人？」みたいな反応をされたので、「自分は韓国人で、ほかのともだちはみんな日本人で」と答えたんだけど、とっさに韓国語が出たことにも安心した。でもたぶん、この手の会話なら英語の方が圧倒的にラクなんだろうな。言語は使わないと鈍るんだと痛感した。