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保証金・ハウスクリーニング・鍵交換費は必要か?


こんにちは。
賃貸マンです。

本日は
・保証金
・ハウスクリーニング
・鍵交換費用

ってなに?
というところにフォーカスし、お話できればと思います。

まず、保証金についてですが、
先日の記事で述べた(敷金=保証金)とはまた別の項目となります。
今回の保証金は、【賃貸保証】についての保証金となります。

この【賃貸保証】は入居者(契約者)様には0メリットの項目となります。
では、なぜこの【賃貸保証金】を支払わなければいけないのか?
率直に言うと「そういう条件だからです。」
賃貸保証の役割については、大きく分けて3点ございます。
① 入居時の入居者の属性の把握
② 家賃滞納時のオーナーに対する補償
③ 退去時の清算費用の保証

となります。さらに項目ごとに深堀していきましょう
① 入居時の入居者の属性の把握について
前提として、貸主(オーナー)と借主(入居者・契約者)はあくまで、
他人であり、顔はもちろん、名前、勤務先、年収や性格まで、不明確です。
そんな、他人に対して、所有物(賃貸マンション)を貸すには、まず借り手の情報を知る必要がありますが、貸主としては一人一人面接して、人柄を見て判断することは現実的に難しい。そういった情報を判断するのが【賃貸保証】の役割です。
賃貸保証会社に審査を任せれば、賃貸保証会社が、借主の過去の滞納履歴(携帯や、免許証の紛失履歴、勤務先の規模や、自己破産履歴等)を調べて保証範囲かを判断していただけます。
賃貸保証の審査が通ることは、
「万一、この方が家賃滞納した場合は当社が立て替えて滞納分をお支払いします。」という返答ということです。(もちろん、滞納した場合、保証会社から催促の連絡が借主に行きます。)
賃貸保証会社としては、審査はしているもののリスクはあるため、初回に【初回保証料】として、家賃の30%~80%の保証料を借主から徴収するという、ビジネススタイルです。
賃貸保証会社と借主はこういった【契約】を入居前に締結することで、オーナーに対するアピール(私は賃貸保証会社と契約したので、安心してくださいというアピール)になります。
もし、賃貸保証会社の審査が否決となってしまった場合は、貸主の印象が「この方は過去にお金のトラブルがあり、お金にルーズな方」という判断になるため、入居を断られるケースが多くあります。

②  家賃滞納時のオーナーに対する補償
では、実際に賃貸保証会社の役割を説明しましょう。
まず、入居時に入居者の属性や、過去のデータをもとにある程度社会的信用度の高い方を審査可決としますが、そんな社会的信用の高い方の審査を通しても、経済状況やその方の状況により家賃滞納が起きてしまう事ももちろんございます。
そうなった場合、家賃が入らない=貸主の損害
となりますよね?
そんな時に、この賃貸保証会社は、オーナーに対して、家賃保証(家賃の支払い)を行います。
借主の代わりにオーナーに家賃を支払うのです。(厳密には、保証会社が貸主に先払いしてるケースが多いので、その場合入居者の家賃支払先は賃貸保証会社となります)

そうすることで、オーナーには家賃が確実に入るので、オーナーとしては、
保証会社に加入していただくことは、必須条件として設定するのは理解できますよね?

では、借主は家賃を払わなくてもいいからラッキー!というわけではもちろんありません。

家賃を滞納した履歴はあなたの個人情報に残り、今後のあなたの生活を苦しめる事になります。例えば、次の引っ越し先での保証会社の審査で前回の賃貸で滞納履歴がついており、
支払いを踏み倒していれば、もちろん審査は落とされます。様々な賃貸保証会社がありますが、賃貸保証会社同士での情報の共有はされております。
そのほかにもローンや、携帯の契約などにも影響が出てくるので、滞納してしまった場合は、早急に保証会社へ滞納金を収めることが大切です。(もちろん滞納手数料(遅延損害金)を加算されます)

③ 退去時の清算費用の保証
これは前回の記事で述べた【敷金】と似ていますが、
借主は、退去時に貸してくれた方への(原状回復義務)というのが存在します。
これは、「貸したときの状態に戻して返してくださいね。」ということです。
つまり、壁に穴が開いていたり、障子に穴が開いていたりした場合は、元通りに直してから返してください。というものです。
基本的に、建物を管理する【管理会社】や【貸主】が退去の際に立ち合いを行い、
修繕箇所を入居者と一緒に確認したうえで請求することが多いですが、これに関しても滞納、踏み倒しが多くございます。
こうなってきたら、保証会社の出番です。
家賃と同様、保証会社が退去時費用を負担し、借主には保証会社から催促する。
という形となります。
こういった、金銭的トラブルに対応してもらえる【保証会社】の役割は大きく、
貸主としては、必須項目として<条件>に組み込むことが近年多くなってきております。

ここまで少し長くなってしまいましたので、
ハウスクリーニング費用・鍵交換費用については、簡潔に述べたいと思います。

・ハウスクリーニング費用
こちらは退去時のハウスクリーニング費用の負担となります。
先ほどのお話の中で、退去時のハウスクリーニングも原状回復の一つとなります。
しかしハウスクリーニングについて、入居者から徴収するには下記の条件が必要となります。
・金額を明確にしたうえで、契約書・重要事項説明書に記載がある場合。
逆にいうと、契約書に「ハウスクリーニング費用は借主の負担とする。」という項目だけでは、借主からハウスクリーニング費用を徴収することはできません。
また、このハウスクリーニング費用も退去時に踏み倒しをされる場合もたくさんございます。そういった踏み倒し等のリスクヘッジとして、入居時にあずかるケースが多くなってきております。

・鍵交換費について
こちらは皆さまの想像通り、
前入居者がスペアキーを隠し持っていた場合のトラブル回避のため、
新品のカギに交換することが基本となりますが、
ローテーションといって、例えば 101号室と205号室のカギを交換して、
鍵交換費として徴収してる場合もありますので、「新品のカギに交換してもらえるか?」を確認するほうがいいでしょう。
◆参考費用◆
新品のカギに交換➡15,000円~(税別)
ローテーション費➡5,000円(税別)
くらいが相場です。

ローテーション費用で10,000円以上取っている業者は少々高いという認識でいれば、
交渉のネタにもできますね!

以上、
保証会社・ハウスクリーニング・鍵交換費用について、
説明いたしました。
つたない文章で申し訳ございませんが、少しでもお役に立てればと思います。

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