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安倍晋三さんとの思い出①

安倍晋三さんと偶然出会ったのは、今から一年少し前のゴールデンウィーク直前だった。

とある都内のプライベート空間で、その出会いは引き寄せられた。

サウナを終えて休憩室でゆったりソファでくつろいでいたら、俳優の石田純一さんが偶然、隣の席にいらっしゃったので思わずお声がけをした。

一度お会いしたかったので、やっと会えた嬉しさで話しかけたら思いの外盛り上がり、2時間近くは話し込んだろうか。お互い読書好きというのもあって、最後は僕がお気に入りでお勧めした本を、石田さんはメモり、僕も推薦図書を教わり、連絡先を交換した。

しばらくしたら、石田さんが席に戻ってきた。「俺、今日持ってるわ。同級生の安倍晋三が来てるよ。」時折、この空間に安倍晋三さんがいらっしゃるという話を聞いていたので、さっきそんな話もしていた所、サウナに姿を現したことをわざわざ教えてくださった。

一緒にサウナに向かったら、ちょうど安倍晋三さんが奥の方のサウナにいらっしゃるとのこと。ゆったりとお風呂に入りながら、石田さんと、安倍晋三さんがたまにここに来ていると教えてくださったお世話になっている経営者と三人で話していた。僕もサウナに入り体を温めていたら、安倍さんがちょうど水風呂に入るタイミングで、思わずサウナを出て、水風呂にご一緒した。

安倍さんは普段はこの空間に来ても、あんまり人と話さずに静かに帰っていくと聞いていたから、僕が挨拶してさも昔から知っている間柄であるかと勘違いしてしまうほどの自然な溶け込み方に、横で見守っていた経営者の先輩も感心していた様子だった。

水風呂に入りながら、安倍さんは気さくに話しかけてくださった。まず驚いたのは、その頭の回転の速さで、会話のスピードがまるで速聴を聞いているかのような早口言葉で滑らかに話す安倍さんの対話速度に、一瞬ついて行けずびっくりした。(この方は実はとんでも無く頭の回転の速い人で、普段は国民向けに相当なスピードダウンをして意識をしてかなりゆっくりと話しているんだな。。)

「あのさ、スピーチが良い時って、自分が話してないよね。何かが降りて来るというか、そんな感覚あるよね。」僕が普段、プレゼンのコーチもしているという話をしたら、安倍さんは自らのゾーン体験を話してくれた。

水風呂の中で盛り上がって、思わず話し込んで、気づいたら体が相当に冷えていたので、「安倍さん、冷えてきたからサウナで体をあっためませんか。」と僕と安倍さんは奥にある高温サウナ室に2人で移動した。

歴史上、最長期間、日本の国家権力の頂点にいた方と、個室空間で、まさか裸同士で2人っきりで話す機会が訪れるとは。。そんなことも忘れて、僕らは話し込んだ。

僕の父が山口県萩市の生まれ育ちで、祖父母のお墓が萩にあるので、幼少期から僕ら家族は大阪から毎年お盆の時期に墓参りをしに海水浴も兼ねて萩に行っているという話から、安倍さんも僕も大好きな学舎、松下村塾、尊敬してやまない吉田松陰先生の話で盛り上がり、僕自身も松下村塾のような偉人輩出の人生道場を志して活動しているという話をしたらとても喜んでくださり、高温サウナ室の中で汗だくになりながら思わず没頭して時間を忘れた。

「連絡先教えてよ。」サウナ室から出てシャワーを浴びて、ロッカールームに行って、お互いの携帯電話を持って来て、僕らは連絡先を交換し合った。最初はLINEで繋がろうとしたが、安倍さんのLINEが調子が悪く、「携帯電話の番号教えてよ。メッセージでやり取りしよう。」と言われ、電話番号を交換し、僕らは繋がった。

滅多に会える人では無いし、ここはもうせっかくだから、安倍さんにしか聞けない質問をしようと僕は気になった質問をしてみた。

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『安倍晋三さんとの思い出②』に続く。

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