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受験先をビビッと決めた女。

読みに来て下さり、ありがとうございます。

ごくたまに、直感で動いてしまう衝動を抑えられない ゆにです。
今日は、正直あまり褒められない話をします。
よい子はマネしないでください。

今日は、 #書く部のお題で書いてみた の「直感に従って上手くいったこと」で書きます。

これまでの人生、直感で動いて後悔したことは数知れず。
そのたびに、「直感で動くのはもうやめよう」と思うのに、また直感に従って行動してしまいます。

きっと一度、大きな成功を収めてしまったからでしょう。

その成功というのが、大学受験

大学受験と言えば、多くの方は学校の成績や模試の成績をもとに、受験先を決めますよね。

私は勉強が嫌いだったので、当然成績も伸びず、模試の成績も低調。
無駄に日本史の成績だけは良かったものの、他の教科は目も当てられない。
当然、国公立大学など狙えるわけもない。

それでもセンター試験(今でいう共通テスト)を受験し、案の定日本史以外ぼろぼろの成績で惨敗した私。

私は正直、浪人も覚悟したのですが、親が絶対許しませんでした。
「何としてでも大学に行ってもらう」と親に言われ、私学入試に賭けることになりました。

担任や親は、絶対安全そうな大学を選ばせようとしました。
普通に考えれば、そこに従うところです。

しかし私は、どうしてもその大学に魅力を感じませんでした。

成績悪いのに何を今さらと言われましたが、それまでずっと模試でE判定だった2つの大学を受けたかったのです。
試験が間近に迫っている中で、ふざけたことを言っていると言われても仕方ない状況。

しかし、なぜか私は「この2つの大学には合格できる」という、根拠のない確信がありました。
私の直感では絶対いけるという、謎の確信。

当然、担任には一蹴されます。
(そりゃそうだ)

しかし何を思ったか、両親は私の賭けに乗って、E判定の2つの大学を受験させてくれました。
「あなたが大学生になれるなら、何校でも受けさせてやる。絶対受かってこい」という言葉とともに、私を送り出してくれました。

そして結果は…

2校とも合格!

いや、ホントです。

滑り止めも含め、全部で5校受験しました。
第3希望の大学には残念ながら合格できなかったけど、通算4勝1敗。

ここへきてまさかの大逆転。

両親は、何だかんだで大喜び。
友人からは「大学受験の勝負師」という異名を付けられました。

しかし、担任からは苦虫をかみつぶしたような顔でこういわれました。

「ゆに、ここで合格できるんだったら、どうして最初からちゃんと勉強しなかったんだ。続けていれば今頃国公立も狙えたぞ。他のやつがA大学(私の第1志望)落ちたのに、唯一お前だけが受かってるのも解せない。これからはちゃんと努力しろ」

さすがにおっしゃる通り。

今、親になってみてこの事を振り返ると、本当に無謀。
「やってみます!ゆにさん成功してるし」と言われても、全力で止めます。

うちの両親は、なぜ私を受験させてくれたのでしょう。

ある時気になったので、聞いてみました。

すると、こんな答えが返ってきました。

「それは、ゆにの目が真剣だったから。適当に言ってるのではなく、本当にあなたならやってしまうと思ったから。でも本音は、1校でも多く受けて、どこかに引っかかればいいと思ってた。だから、第1志望と第2志望が合格した時は、正直驚いたよ。火事場の馬鹿力ってやつかな」

親を説得してしまうほど、私の目が真剣だったらしいのです。
私の成績の悪さで心配もさせたと思いますが、それでも受験という舞台で勝負させてくれた親には、本当に感謝です。

ちなみに大学入学後は努力して、1つも単位を落としませんでした。
難解な授業もあったし、高校までの勉強では通用しないものも多かったけど、担任の「努力しろ」の一言を、ちゃんと守りました。

だからこそ就職もできたし、今があると思っています。

直感に従って上手くいったことではありますが、あまりマネしてほしくないというのが、私の本音です。

なので我が子には、努力を継続して、計画性を持って人生を生きてほしいと願うばかりです。
二男が私の直感型の性格を引き継いでいるので、今から心配ですが…

いま、子どもに私みたいな受験をしたいと言われたら、まずこう言います。

なんのはなしですか。

どうか私みたいな無謀なマネはしませんように。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

#挨拶文を楽しもう
#蒼広樹
#66日ライラン
#なんのはなしですか

3日目。今回も1時間で書ききりました。

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