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指す将順位戦S級9回戦 Takanoさん戦 2022/10/08

 指す将順位戦7thS級9回戦。今回は局面図多めで書いてみます。8回戦の振り返り↓↓↓↓

対局相手のTakanoさんは実力者だと知っていました。現在同じ将棋ウォーズの棋士団に入っていますが、対局したことはなかったような気がします。

 さて、将棋は角換わりから下の図に進みました。

(1図)☗4五桂まで

 ☗4五桂と積極的に来られた局面ですが、この局面では桂跳ねは少し無理ではないかと思いました。本譜☖2二銀☗2四歩☖同歩☗同飛☖4四歩(2図)と進みました。

(2図)☖4四歩まで

 ☖4四歩まで進み、桂得が確定して指しやすくなりました。Takanoさんに誤算があったかもしれません。

(3図)☗4六銀まで

 2図からしばらく進み、3図の局面に。こちらの玉に嫌味がついて嫌な局面ですが、ここから☖4七歩☗3八金☖5四桂(4図)と進めました。

(4図) ☖5四桂まで

☖5四桂まで進むと流石にこちらが良さそうだと思いました。銀をバックさせられれば、乱れた玉形も厚みに変わりそうです。

 ここから甘い手を指してしまい、相手も暴れてきて5図に。

(5図)☖4四同銀まで

 ☗7一角☖7二飛☗4四角成☖同銀となった局面。金をむしり取ってきました。5図からは☗3四金☖3三銀☗4四歩☖3四銀☗同歩☖5六歩(6図)と進みました。

(6図)☖5六歩まで

 反撃の機会をうかがっていましたが、いいタイミングで攻めることができたと思います。持ち駒はたっぷりあるので、☖3五角のラインで攻めれば寄せ切れます。

 この将棋はいい内容で勝ち切ることができました。これで6勝3敗。この時点ではわずかに挑戦の目もあったような記憶があります。

 ではまた。

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