「フラワーフェアリーズ」にココロときめき。
ここ数年、お気に入りで時たま通っている本屋さんがある。
店内にあらゆるジャンルの本がひしめき合っていて、
一山でも崩れたら、出口を見失いそうな古本屋さん。
四方八方を本に囲まれていて、本たちが今にも迫り来る感じが、
窮屈なはずなのに不思議と居心地が良くて、
つい通りがかると立ち寄ってしまうのだ。
最近、その本屋さんで
思わず一目惚れして買ってしまったのが
こちらの本。
(※中古品なら3,000円くらいから買えるようです。)
もうね、この装丁の美しさ。
迷わずすっ…と手が伸びてしまったのも致し方ない。
ちょっとしたことだけど、
小口が銀色に加工されているのも
きゅんとするポイントだったりする。
ページをめくると
春夏秋冬、それぞれの草木や花々が
愛らしい妖精の姿で描かれている。
妖精なのにすごくリアルに感じるな、と思っていたら
作者は実際に子ども達を観察しながら描いたのだそう。
写実的なタッチで描かれる、まるっきり空想の世界。
そのギャップが面白いし、不思議と引き込まれてしまう。
そして、一つ一つの絵には詩が添えられているのだけれど、
「私って、こんなお花なのよ」と、
それぞれの妖精が語りかけてくるようで
その声にそっと耳を澄ませながら読んでいくのも楽しい。
なんというか、
子どもの頃に戻ったような、懐かしい気持ちになるのだ。
ちなみに、この本に掲載されている絵は、
1976年〜1981年まで、
森永製菓のチョコレート「Hi-CROWN」の
付録になっていて、人気を博したのだそう。
当時、私が生きていたら、
たぶん夢中になって集めていただろうなあ😁
…いや、もし今売られていたとしても
たぶん買ってしまうだろうな(笑)
久しぶりに、ココロときめいた画集でした。
最後までご覧くださり、ありがとうございました😊 もし、この記事がお気に召しましたら、サポートいただけたらとても嬉しいです! いただいたサポートは、以下に使わせていただきます。 ①書籍の購入 ②執筆時のお供の購入(主にカフェラテ、時々甘いもの)