初心者のミニチュアペイントについて ウォーマンガー 狂った スキナー オアブルダング
基本的に
ネットで下見→店頭で購入
という正しく今の時代の法則に則った買い物をする事が多いですが、このオーガに関しては全くのノーマークから購入に繋がったオーガです。
ウォーマンガーなのでスケールは28ミリですが
オーガなのでとにかくデカい。
恐らく40ミリ程度あります。
これでもデカいと思うのですが
家にあるウォーハンマーの練習台にされたストームキャストを見ると同じくらいの大きさでした。
現行ウォーハンマーは滅茶苦茶デカいのが理解できます。
写真映えや、ゲーム映えするのは大きい方が映えるとの事なのでゲームが最終着地のウォーハンマーはそりゃ大きいですね。
僕は基本的に小さいミニチュアの方が好きなので25ミリベースに収まるスケールを買う事の方が多いですがこのオーガは別腹でした。
無着色メタルで見た時はテーラード型の襟が非常に目立ち、小洒落たライダースを着ている様な出立ち。
豪華な装備品と何本持ってんねんと言いたくなるほど剣を帯刀してます。(見えない所に4本位まだあります。)
お洒落で本当に格好良い造形。
生で見て即購入決めた珍しいミニチュアです。
ペイントに関しては基本的に着色例を見ながら塗るのでオリジナル感は出しませんが
今回からシェイドカラーを殆ど使用せずに塗る事にしました。
シタデルカラーを初めて触った時の
これは凄い!!
って思うタイミングって初心者は絶対
ベースカラーからシェイドを流したタイミングだと思うんですよね。
簡単に陰影がついて明暗ハッキリした瞬間に
上手くいった!って最初は必ず思いますし。
少し話は逸れますが
僕の場合は ミニチュアのペイントは大体2日 合計で6時間弱くらいで終わってしまいます。
1日目
色分け ベースカラーで全体を塗り分け
シェイドでウォッシュ 乾き待ち
2日目
レイヤリングをして ベースデコを簡単にして、ハカマ塗って記録様に写真簡単に撮って終了。
どちらも所要時間は3時間弱×2日という感じ。
ある程度ミニチュアが溜まったら草をデコレートするくらいです。
僕みたいな初心者は 手数が少ないと言うか 凝り方が分からないから時間があまりかからないと思います。
上手い人は丁寧にする所を理解されてますし
塗る技法というか、手数が圧倒的に多いから必然的に時間をかけられるんですよね多分。
塗るのが遅い早い、じゃなくて
時間をかけれるほどの技術が無いか、技術が多いから時間かけられるか
みたいな印象です。
話は戻しますが、初心者の僕はこの半年間はシェイドを使う時も基本的に洗い塗りとして全体的に塗る、をずーっとしていました。
何故なら最初の感動体験という洗い塗りを忘れられないからですね。
ただこれをすると完成した時に全体的にネチネチするんですよ。
使ってる方はもちろんご存知だと思いますが
シェイドカラーは、やっぱり塗料としてはシャバシャバなので
固まった所が暗くなって良い塩梅にはなるんですが、こう固形のネチっとした質感が残るというか。
それを消す作業というのは僕みたいな初心者には圧倒的に難しいですね。
色んな方のミニチュアの写真とか、生で作品を見たりすると
全体的に薄いな〜 濃すぎるな〜 とか 全体的にネチネチしてるな〜 テラテラしてるな〜 コテコテしてるな〜 とか 思うようになりました。
綺麗だな、と思う上手い人は本当にスムースな色の変化してるんですよね。
色のトーンのグラデーションの話じゃなくて
質感の変化があまり無いというか自然な質感というか。
写真は超凄腕ペインターの野原さんの作例。
https://twitter.com/nohara_painter
僕は関西人なのでボークスに行けば生でも展示品見れるぶんよく見ますが、本当に綺麗です。
塗料の違いもありますが0→100までが凄く自然で
ミニチュアペイントではnmmが持て囃される風潮もありますが、そんな一部の技法で盛り上がるレベルじゃ無いくらい自然で上手い。
(別にnmmアンチではありません)
金属表現より布表現の方が僕は難しく大事だと思っていますが布表現も、しこたま上手い。
一切洗い塗りなんてしていないんじゃないかなというくらいスムースな質感で、ミニチュアペインターの界隈では1番好きな塗り方をされています。
話は戻りますが自身も脱初心者を目指して塗り方を変えてみようと思いました。
プラモデルでは当たり前のスミ入れの要領と、境目のぼかし、メタルカラーの質感変えのみでシェイド系のカラーを使用して仕上げていきました。
やはりいつもよりコテコテ感やネチネチ感も無く
全体的にスムースな仕上がりに。
ベタ感というか汚れた印象はしなくなりますね。
暗い感じの「ザ、昔のミニチュア」という感じにもならず個人的には大正解だと思いました。
ただやっぱり最初に塗ったベースが1番暗くなるので最低でも4段階くらいは明るい色味に上げていかないと良い雰囲気にはならないと感じます。
ペイントというのは奥深いです。
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