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フューチャーシェイプファンディング産業(仮称)

100個の新産業の共創を目指すSUNDREDにて新たな新産業共創プロジェクト『フューチャーシェイプファンディング産業(仮称)』をスタートすべく準備を進めています。

インターネットで全てが繋がる時代においては、個社の製品・サービス・事業を開発するにしても、繋がった全体としてのソリューション、エコシステムを考えていかないといけません。個社の中に閉じこもらず、共感できる「実現すべき未来」のストーリー(ナラティブ)を共創しながら、そのためのエコシステムを構築していくことが重要です。

それは、目的を定めて、リソースを集め、適切なプロセスを通じてマネジメントを行い実現していく、という「経営」の対象が、「個社」や「事業」の範囲を超えて広がっていることを意味しています。社会起点の目的の解像度をどのように高めていくのか、これまでのやり方ではコントロールできない自社以外のリソースをどのように集約しエコシステム共創に導いていくのか。そして目的を実現していくためのプロセス、マネジメントシステムは個社のそれと異なり、どのようなものになっていくのか?

そんな突拍子もない課題に対して、衆知を集め、12個の「新産業共創プロジェクト」での試行錯誤を通じて創り上げてきたものがSUNDRED/新産業共創スタジオの「新産業共創プロセス」です。

オープンかつフラットな対話を通じた目的共創、ヒト、モノ、カネといったリソースを集約し、トリガーとなる事業を創出しながらエコシステム構築を進めていくプロセス、この全体像は概ねデザインできたのではないかと考えています。特に目的志向で行動するインタープレナー(ヒト)が主役もしくは仲介役となり、目的共創を進め、あらゆる活用可能なアセットを集約していくところは、かなり解像度が上がってきています。

一方で、もう少し工夫が必要なのが、カネの部分。エコシステムにバックアップされたトリガー事業が急速成長していくことは既に証明されており、これに加えて新産業共創がもたらすインパクトを評価していく仕組みをあわせて、両立しないと言われてきたソーシャルインパクトと財務リターンの関係を、実際に両立可能であるということを証明し、プロジェクトへの資金の流れを更に加速していきたいと考えています。

そもそも資本主義の歴史は社会が求めるものを充足しリターンを生むことで成り立っており、社会起点での目的を実現していく新産業の共創がリターンを生まないはずがありません。個社のこれまでのマネジメントで解決できなかった課題がむしろ繋がった全体のソリューションを構築することで解決できるようになり、新しい成長領域・投資領域をエコシステムとして創出することができるようになった時代。難しそう、わからない、新しすぎて、これまでと違うから、といって逃げていては何も始まりません。

未来を創造するお金の流れ、ソーシャルインパクトと財務リターンを両立するプロジェクトの創出と資金の集約方法。プロジェクトの初期の目的共創の対話がスタートしたところですが、既にコアとなるコンセプトについてとても面白いアイデアが生まれてきています。『フューチャーシェイプファンディング産業(仮称)』、ご興味のある方は是非ご連絡下さい!

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SUNDRED / 新産業共創スタジオでは2月17日〜19日にカンファレンスを開催します。

インタープレナー、企業およびその他の組織、起業家・スタートアップ、それぞれの観点から新産業の共創について考えていくとともに、具体的な新産業共創プロジェクトについても皆さんとディスカッションしていく機会とさせて頂く予定です。是非ご参加下さい。