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やなぎだ けいこの店 #04「絵本・わにさんどきっ はいしゃさん どきっ」

★「やなぎだ けいこの店」では、日々、我が家で選び楽しんでいる絵本や私が読んだ本・最近おもしろいと思ったもの・こと・美味しいもの・やなぎだけいこレシピ、暮らしの中の発見・・・などなど、をマガジンにまとめ、紹介していけたらと思っています。★

今日のご紹介は・・・

「わにさん どきっ はいしゃさん どきっ」

400冊以上の絵本を出版されてる五味太郎さんの絵本です。

「五味さんの絵本って、ロックだ。五味太郎さんは、ロックンローラーだ。」と思っています。改めて、〈ロック〉という言葉の意味を調べていたら、「ロックとは、揺るがない意志だ」と書いていた方がいて、なるほど。まさに!

「わにさん どきっ はいしゃさん どきっ」/五味 太郎


こちらの本は、1984年に初版が出版されています。ロングセラーとして、長く楽しまれる本にも、物にも共通しているのかもしれないのですが、何年経っても決して古びない。いつ読んでも新しい。使われる色合いも、きっと一般的には「こども向け」とされがちな色合いからは、離れていると思いますが、そこが〈対象が誰か、なんていう設定はない〉という五味さんのスタンスであり、センスではないかと思います。

こどもだから、淡い色合いが好き、とは限らない。これは、どんなに小さな人でも、それぞれの好み・センスが違うのです。

わにさんも、歯医者さんも、日々、いろいろある。

表紙の「どきっ」の文字が、わにさんと歯医者さんで、フォントが違います。「どきっ」の仕方も、それぞれに違うよね、と思いながら、読んでいます。うん、いろいろ、あるよね。

こどもたちは、いやいやながらのわにさんといやいやながらの歯医者さんにクスッと笑っています。「わかる~いやいやだけど、やらなくちゃならないこと、たまにはあるもんね。」というところなのかもしれません。

五味さんの絵本は、「こども向けの本」と思って読むと、度肝を抜かれます。次は、どの角度から、驚かせてくれるのだろう?といつもわくわくします。そしてそれが、やみつきになるのかも!

みなさんの暮らしの色が増えますように。 店主・やなぎだ けいこ

学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!