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いつからだろう、空を見なくなったのは。いつからだろう、凧揚げをしなくなったのは

もういくつねると お正月
お正月には 凧あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやく来い来い お正月

お正月


「凧あげ」っていつからしていないんでしょうね。最後にしたのは…小学校低学年かな?


凧あげで目立つ方法、知っていますか?


それは他の人より高い位置に凧をあげる事。


人間はきっとさ、本能的に位置エネルギーを求めているんでしょうね。大人だって位置エネルギーを何振りかまわず、みっともなく求めているんです。



だからタワーマンションの最上階が高いんです。東京タワーの展望台に侵入するのにお金がかかるんです。日本で一番に高い山、富士山をみんな知っているんです。



大人も子供も位置エネルギーを求め、日常を生きていますが違うことが一つ。



子供って限界を知らないんですね。




子供の頃の僕はひたすら高い位置に凧をあげ、糸が切れて池に墜落しました。


ギリシャ神話のイカロスと一緒ですね。


ギリシャ神話中の若者。父ダイダロスの考案した蝋ろうづけの翼でクレタ島から脱出したが、あまりに高く飛んだため、太陽の熱で蝋が溶け、海中に落ちて死ぬ。ラテン語名、イカルス。

デジタル大辞泉


そして僕、薄々気が付いているんです。凧を高くあげて位置エネルギーを誰よりも獲得してももう、今の世界では誰も注目してくれないんです。悲しいけど。




皆さん昨日、空を見上げましたか?見上げないよね。スマホで十分だもの。



そんな令和の地球で凧あげで目立つにはどうすればいいのかと考えたとき、僕はある答えにだどりつきました。




そうだ、有名絵画(本物)で凧あげすればいいのか?



偽物じゃダメなんです。本物がいい。本物じゃないとダメ。



そう思ったのはやっぱり、本物のひまわりを見たからかしらね?ゴッホのひまわりで凧あげ。こんなんSNS映え間違いなしよね。


こんなくだらないことを考えながら絵画を見ていました。てってってー!