年齢はただの数字
先日、誕生日を迎え58歳になりました。
昨年ぐらいから、同年代の友人達の間では誰かが誕生日を迎える度に
『気が付けば、もう還暦直前!』
という声が必ずと言っていいほど聞こえて来るようになりました。
確かにその通りなのですが、私はこういう声にちょっと苛立ちや違和感を覚えるところがあります。
よくある話ですが、そろそろ引退だとか、もうジジィだとか、そういう声が少なくないのです。
こういう声を聞くと、なんか年齢が先にあってその年齢に自分を合わせに行っているような気がするんですよね。
そして、こういうことを言う人に限って、老けていくのが怖いとか、嫌だとか言うし、そのくせ老けないための努力や工夫を何もしていないのです。
私の目には、自ら老けようとしているふうにしか見えないのですが。
さらに言うと、こういう人って何か自分にとって不都合なことが起こると真っ先に他人のせいにしたりするのです。
結局、一人前に欲しいものは欲しいけど自分では何もしたくないってことなんでしょうね…
おっと、すみません、少し言葉が過ぎました。(苦笑)
でも、こういう人が意外にも多いことに驚き、日常的に苛立ちを感じているのは事実です。
でも、いつも前向きで素敵な友人達もちゃんといます。
私の過去の記事を読んで頂いている方なら、感じておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は自分でも呆れるぐらい自己肯定感が強くて(笑)、何か良いことがあった時などはついつい調子に乗ってしまうことがあります。
そんな時、そんな私を讃えながらも
『ちゃんと感謝もしろよ』
と言ってくれる友人や、
若い頃に事業を起こし大成功したのに、ふとしたことで多額の借金を背負い、それでも完済して、今もまた別の事業を起こして、多忙ながらも細かなことにも学びの姿勢を崩さない友人。
難しい病気と闘いながら、時々弱音を言うけど前向きに小さな努力をこつこつ続けている友人。
こういう友人からは本当に良い刺激をもらっています。
皆に共通するのは、ちゃんと“行動する人”だというところ。
行動を起こすと、やはり気付きも多いですし、それについて考えるので学びも増えますよね。
そして、最近この友人達と合言葉のようになっているのが“今を大切に”という言葉です。
時間は万物に平等に流れていて、極々自然なことです。
歳を取っていくことも同じ。
老けていくことも衰えていくことも当たり前のこと。
私だってそれを止めることが出来るとは思っていません。
ただ、考えてもしょうがないと思うのです。
そんなことより一日一日を充実したものにすることのほうが大事。
“今を大切に”して“行動する人”にとっては、年齢はただの数字なのです。
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