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レースレポート【第2回おんたけヒルクライム】

■第2回おんたけヒルクライム
会場:⻑野県木曽郡王滝村 御嶽湖南岸 松原スポーツ公園近傍スタート
開催日:5月19日(日)
コース: 24kmのヒルクライム(うちパレードラン5km)
出走者:吉岡直哉、宇賀隆貴

⻑野県木曽郡王滝村を舞台に行われた「おんたけヒルクライム」。全長24kmで、うち5kmはパレード区間。その後、アクチュアルスタートが切られフィニッシュへ向かう。

サンブレイブにとっては、初のヒルクライム。吉岡と宇賀が出場した。

スタート前の1枚


アクチュアルスタートが切られた後、飛び出したのはイナーメ信濃山形の選手。しかし、すぐさまつかまり、山﨑健選手(備後しまなみeNShare)、竹田天飛選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)の2人がアタック。さらに、山﨑選手が攻撃を仕掛け単独逃げとなる。

一方、後方では、宇賀が先頭を逃がすまいと単独で追走する。

宇賀隆貴

しかし、10kmほど進んだところで、集団から昨日のタイムトライアルで優勝した、金子宗平選手(群馬グリフィンレーシングチーム)が単独でアタックする。宇賀はすかさず反応。吉岡が金子選手の5秒ほど後ろを走っていた姿を確認し、吉岡を追いつかせようとアシストに回る。しかし、吉岡とのペースが上手く合わず、金子選手は独走状態に。竹田選手、山﨑選手も飲み込み、タイムトライアルのごとくレースを進める。結局、そのままペースを落とすことなく、前日のタイムトライルに続く優勝を飾った。

一方、吉岡は早い段階で目標を切り替える。「(金子選手が独走する中)表彰台だけは確保しようと思った」と冷静な判断で、レースを進める。

吉岡直哉

残り約7km地点まで、宇賀が追走を牽引。勝負を託された吉岡は、追走グループで粘る。だが、その集団には、金子選手とチームメイトの林原聖真選手(群馬グリフィンレーシングチーム)がいたため、吉岡は牽かざるを得ない状況に。その後、林原選手がアタックし、2位でフィニッシュラインを通過した。吉岡はアタックにはついていけなかったものの、トップとのタイム差49秒の3位でフィニッシュ。表彰台を確保した。また、アシストに徹した宇賀は、5分29秒遅れの34位だった。

2人はピュアクライマーではなく、パンチャータイプの選手。その中でこれだけの結果を残せたことは、次の全日本選手権に繋がるはずだ。

吉岡直哉選手コメント
「追走グループを作れて表彰台だけは確保しようと思った。ただ、林原選手は前に金子選手がいることもあり、余裕があるようにみえた。結局、自分の脚を使ってしまった中で、林原選手にアタックされたがなんとか3位と守れた。調子も悪くなかったし、まだ上げられると思う。僕自身、クライマーではないがそれでも3位に入れた。上りは去年よりいい形になっていると思うので、全日本に向けて頑張っていきたい」

宇賀隆貴選手コメント
「調子はかなり良く、自分で勝負してみても良かったと思った。トレーニングで上げ切っていない状況でこれだけ調子がよかったので、全日本に向けても良い状態だと思う。想像以上に上れた」

■リザルト
1位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)49:31
2位 林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)+0:16
3位 吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)+0:49
34位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+5:29

チャレンジロードに続き今シーズン2度目の表彰台

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