中国版『深夜食堂』で号泣
人がご飯を食べている姿を見るのがたまらなく好きだ。
食事は幸福。
食べるという行為は、人間の3大欲求の一つだけれども、
欲求の中で1番、幸せを感じることができる(という持論)。
グルメ漫画やアニメはどれも好きで、例えば『美味しんぼ』とか『クッキングパパ』とか『中華一番』とかを見て育った。
大人になってからはドラマにハマり、『深夜食堂』と『孤独のグルメ』が特に好き。
『深夜食堂』はテレビシーズン3期と映画2つ、ネットフリックスオリジナルシーズンまで観終わるくらい熱狂的に好きだ。
夜の0時から朝まで開店しているその食堂には、いろんな人生を生きている人たちが集まってくる。
その一人一人が、人間らしくて、可愛くて、可哀想で、愛しくてたまらない。
そしてそこで食べられる「思い出のメニュー」が、どれもとびきり美味しそう。
特に『たまごサンド』の回は3回繰り返し見るくらい好きだった。
ある日、Amazonプライムで『深夜食堂 中国版』を見つけた。
まさか、深夜食堂が中国進出!?
しかもマスターが若くてイケメン。
最初はあまり期待せず見始めたのだが…
結論。
超面白い。超泣ける。日本版と甲乙つけ難いくらい良い。
日本版と同じように、いつもいる常連たちと毎話主人公となるゲストとが入り混じって話が進んでいくのだが…
まず常連たちのキャラがいい。
お茶漬け三姉妹(中国版では即席麺!)、サラリーマン2人組、ストリップバーで働く恋多き女、パブのオカマママ、グラサンヤクザ風の男、その男の付き人をしてるチンピラ。
みんな日本版に則ったキャラ設定なんだけど、ちょっとずつ違う。その違いを見つけるのも面白い。
そして毎回変わるゲストたちの話。
何本かは日本版のリメイクだった(タマゴサンドも!)けど、ほぼオリジナル。
特に寝たきりの嫌味な金持ちじいさんと田舎から出稼ぎにきた訛りの強い女性の話がお気に入り。
家族とはなんなのかを考えさせられるいい作品。
少し前に見た『万引き家族』を思い出した。
ストーリーは全然ちがうけど、他人同士が一緒に暮らすことで【血のつながりはない家族】が出来上がることを再認識させられた。
自分の本当の理解者を得ることが、人生にとってとても大きな喜びなんだなと、感嘆した。
Amazonプライムで観られるので、是非。
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