ナレッジ共有を加速する「Designer's Talk」の取り組み
こんにちは!Sun*のバナです。Sun*ではUXやUIのデザインを担当しています。
今回は、毎週水曜日と金曜日の夕方に30分開かれる「Designer's Talk」の取り組みについてご紹介いたします。
この記事は、Sun* Advent Calendar 2022 10日目の記事になります。
2022年9月にはじめた「Designer's Talk」は、スタートして3ヶ月経ちました。実際に開催してみて、組織やメンバーにどういう変化があったのか、メリットや課題についてまとめてみたいと思います。社内でナレッジ共有に課題を感じている方がいらっしゃいましたら、参考になれば幸いです。
Designer's Talkとは
「Designer's Talk」は、オンラインで自由に参加できる社内のコミュニケーションの場です。デザインに関連した「その日のテーマ」に沿って、参加者同士でディスカッションができます。困りごとを共有したり、ちょっとした疑問について教えてもらったりと、気軽な交流の場として人気です。
時間は17:00から17:30の30分間で、週に2回開かれます。
積極的にディスカッションに参加するもよし、仕事をしながらラジオのように聞くもよし。途中参加、退出もOK。参加スタイルが自由なので気軽に入ることができます。
業務の都合で参加できないときでも、イントラにZoomのアーカイブがアップされているので大丈夫。気になるテーマがあれば、いつでも見返すことができます。
私は業務の都合で参加できないことが多いので、気になるテーマがあればZoomのアーカイブを活用しています。
個人的にDesigner’s Talkでとても良いと思うことは、メンバーの得意領域がわかることです。「△△に詳しいのは◯◯さん」「✕✕のことで困ったら◯◯さんに聞こう」など、相談相手が見つかることがとても嬉しいです。
どんなテーマで話しているの?
これまで開催されたテーマから、いくつかピックアップしてご紹介します。
ユーザーインタビューで気をつけること
世界のデザインからヒントを得よう!
デザインファイルのバージョン管理どうしてる?
PMから学ぶ、デザインのスプリントを作るには?
私の愛したフォント達
要件定義についてPMと話してみた
デザイナーと健康
デザインインスピレーションの源はどこですか?
Design Shipの感想を話しましょう!
決算説明資料のデザイン解説
ご覧のように、テーマの幅は広いです。デザインナレッジの共有だけでなく、デザインイベントの感想をシェアしたり、PMやエンジニアなど違う職種をゲストに招いてディスカッションすることもあります。
テーマは誰でも事前にリクエストすることができ、運営メンバーがスケジュールとテーマを決定します。テーマが決まると社内のカレンダーに追記され、興味のある人はデザイナーに限らず誰でも参加することができます。
運営メンバーの2人に話を聞いてみた
「Designer's Talk」を企画・運営しているお二人に話を聞いてみました。
デザイナーの中村さんと、山本さんです。
Designer's Talkを開催するきっかけは何だったんですか?
「もともと、デザイナーのナレッジをもっとみんなで共有したいと思っていました。『こんな話が聞きたい』というみんなのニーズがあることはわかっていたのですが、テキストベースでナレッジを貯めていくことは難しい。
一方で、デザイナー同士の何気ない会話の中に、他の人にも役立つTipsやノウハウがあると感じていて、それを共有できる場さえ用意すれば、手軽にナレッジ共有ができるのではと考えました。
さくっとテーマを決めて話すだけなら、そんなに準備もいらないし、聞きたい人だけ集まってまずは始めてみようかなと。」
運営してみて、みんなの反応はいかがですか?
「思っていたよりも反応がありました。始める当初は4、5人集まればいいかなと思っていましたが、初回は15人が参加となり、それ以降もコンスタントに10人は参加してくれています。
参加者もそれほど偏っておらず、その時々でいろんなメンバーが参加してくれるのが嬉しいです。」
どのような効果を感じていますか?
「デザイナー同士のナレッジ共有だけでなく、職種が違うメンバーの交流にもなっていると感じます。
エンジニアやPMのメンバーが参加してくれることも多く、デザイン×PM、デザイン×エンジニアといった観点のテーマで話すこともあります。
今年でナレッジが30本近く貯まったので、これからも継続していきたいです。」
大変なことは何ですか?
「今は運営がファシリテーションやテーマ決めを担当しているので、運営委員の体力的な部分が大変だと感じます。
理想は『社内で学びたいと思った内容を、誰でも気軽にイベント形式で主催できる』という形なので、理想形を目指して継続的にアップデートしていきたいです。」
今はまだ立ち上げ期で、運営ならではの大変さがあるようです。
運営の負担が大きくならないように「みんなで運営していく」形にアップデートしていきたいですね。
参加者のメリットは?
続いて参加者アンケートの結果から、Designer's Talkのメリットと課題についてご紹介いたします。
運営について良いと思う点
耳だけ参加OK、画面オフOKで気軽に参加できる(80%)
時間が30分間である(60%)
アーカイブ、議事録が共有されている(60%)
途中参加、途中退出がOKである(50%)
司会が進行してくれる(50%)
参加してよかったこと
先輩や後輩の話が聞けた(80%)
仕事中のリフレッシュになった(70%)
デザインナレッジが共有できた(50%)
課題に感じること
業務が忙しく参加できない(50%)
テーマによって盛り上がりに差がある(50%)
運営側の負担が大きい(25%)
運営については、気軽に参加できる点がポイントのようです。また「仕事中のリフレッシュになる」と答えた方が意外と多く、みんなの憩いの場となっている様子が伺えます。
課題については運営にまかせきりにせず、参加者みんなでより良いものにアップデートしていく意識が大切だと感じました。
まとめ
Designer's Talkにはたくさんのメリットがあることがおわかりいただけたかと思います。運営メンバーには感謝すると同時に、これからもぜひ継続していきたい取り組みだとあらためて感じました。
Sun*では、一人ひとりが自由に学び、仲間とともに学び合うカルチャーが醸成されています。今回はそんな一面をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
明日はYuki Uenoさんの「 コンテンツライティングで大切にしていること」です。どうぞお楽しみに!
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