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4月の短歌から10首
髭剃りと歯磨きの順入れ替えて今日は世界のB面になる
セキレイが50度ほどの角度にて見下ろす部屋の会議は続く
水仙を見て少年が溺死する逸話をつくるひとがいたのだ
春霞 アプリの位置を変えてみる確かなものは無くても慣れる
残るものだけが思い出になるから桜はアップで斜めの花
あの日々が青春だったこの日々も人生だろう 積まれたコップ
ランドリー向かう深夜の排水溝 吹雪いた後の花びらに泥
潔い時代が耳につく夕べ ララララだけで充分だった
焚火中自然とできる三角は5センチほどの火の神の巣
人間とほぼ同数の歯ブラシが生息してる村の朝 雨
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