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9月の主菓子は初雁(はつかり)

ようやく涼しくなってきましたね。
今月のお茶のお稽古では、主菓子に9月のお菓子とされる"初雁"をいただきました。
葛饅頭の黒糖の甘みの中に、飛んでいる"雁"をみたてた"百合根"の味わいがなんだか雅なお菓子です。

渡り鳥である雁(ガン)が、月の前を飛ぶ姿を想像させるという…
"秋"のお菓子なのだそうですが、絵ではそのような情景を見ることがあっても、実際に京都の街では月の前を飛ぶ雁の姿を見たことはありません(汗)

今年は二条若狭屋さんの初雁、器は細川護煕さんのもの。

【床】

【お軸】
裏千家14代目"浮家"

【お花】
ピンク:秋海棠(しゅうかいどう) 
赤:われもこう
草:糸すすき

【色紙】
白は"月の白さ"を表すことから"秋"の季語になるとのこと

月白く風清い by 楚石老師

2つめの主菓子

まるにだきかしわさんの"初萩"

茶杓の銘に"赤とんぼ"と申し上げたら、先生から

「トンボは"勝虫(かちむし)" とも言って、武家社会では縁起の良いものとされていたのです。覚えておいてくださいね」

と教えて頂きました。

来年に向けて覚えておこうと思います!

それにしても、こんなにまだ暑い日も多いのに、来月で風炉釜はもう終わり。

一つ置のお点前が楽しみです。

最後までお読み頂き誠にありがとうございました!

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