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気がつけば いつのまにか葉桜 来客の準備などできないまま 追われ、抱かれ、捨てられる わた…
車窓に映っているほうが 本当 で 映されているほうが まぼろし で 薄く 透けて 夜が通…
一言で言える感情なんてあるのかい 完全に言い当てているような 寸分違わぬと言い切れるような…
真っ暗闇の 帰り道 足が滑って 転がって 落ちていく 落ちていく ひっからまっている あれ…
雨の朝 小鳥の宴 桜舞い
雨粒に洗われて 雨音に撫でられて 求めてばかりだったのに 晴れて欲しかった日の雨に 守ら…
コップちょうだい こころを入れて かきまぜて なんとまあ すきとおる ぼくのこころ ほめられたくて 認められたくて 偉くなりたくて 生きているのですか それもまた 美 なのかもしれない お望み通りにならなくても 夜は来て 空は青い 卑しいのも 寂しいのも 美 なのかもしれない 苦も 憎悪すら 美 なのかもしれない コップちょうだい こころを入れて かきまぜて なんとまあ すきとおる あなたのこころ
帰り道 独り 我に返る 無言の暗がり 人工的な距離感で 街灯が遠慮がちにお辞儀をしている …
明かりを落とし 目を閉じると 救急車が通り過ぎた 知らない人の 無事を祈る 睡魔と二人で 連…
落ち込んでいるほうが かっこいいような気がして 朝から晩まで 四六時中 うつむいていた 希望…
そこには僕がいたのに もう 誰もいない 影が地面に染み込んで 見えない光沢を放っている 道…
闇が 影が 大きいほど 濃いほど 深く生きていることにはならない 今日は特別に寒い でも …
パスワードで 守るつもりが 追い出されたのは 自分だった 「パスワードが違います」 自分…
いくつもの分岐点を こちらに来た あのとき もし 誰しも、そう 思うものなのだろうか 必ずしもいつも 自ら選び取ってきたわけではない そうするしかなかった それしかなかった あるいは それも 思い過ごしなのだろうか いくつもの分岐点を こちらに来た あのときのぼくらは このぼくを 選んだのだろうか あのとき もし 分岐点は いまも 目の前