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個展にむけて1【DMができるまで】

2024年2月23日〜28日、
表参道のギャラリーOPAにて開催する
吉本七菜イラストレーション展
「春がくるよ」
開催に向けて準備したものや、心境について記していこうと思います。

個展をやることが決まったのは2023年の2月。
会場となるギャラリーOPAでは、年に1度ポートフォリオを募集して預かり、一緒に展覧会をつくりたい作家に連絡をとるということを毎年されている。
これにポートフォリオを送り見ていただき、ちょうど1年後の2月23日~28日開催ではどうですか?とお声掛けいただいたのでした。

23年の2月はとても暖かかった。
ふつう2月ってもっと寒いはず、温暖化のせいか、なんて言いながら「春の始まりを感じる楽しい展示にしようかな」とぼんやり思っていた。
それから夏頃までは、いろんな人のいろんな展示に足を運んだ。これがまた良い展示ばっかりで、こんな風にできるだろうかここまできちんと構想を練れるだろうかと非常に足元がグラグラした。
秋までテーマがきまらず、冬になるにつれ「やっぱり最初に浮かんだ、春をテーマにした花いっぱいの展示がいいな」と思えるようになった。
テーマとしては個性的ではないかもしれないけれど、やっぱり春の始まりのあのウキウキした空気を描きたいと思った。

さて、DM作り。
ギャラリーには12月末から1月頭ごろに印刷したDMを提出するよう言われていた。手を付けたのは12月11日。印刷配送に1週間程度かかるのでギリギリである。
最初にラフを4つ描いてみた。

1
2
3
4

縦型2パターンと横型2パターン。
定型はがきで、宛名面に開催情報やギャラリーの地図が配置される。なのでイラスト面には文字を入れてもいいし入れなくてもいい。
夫、母、友人にどれがいいか見てもらったところ、3は人気がなく、1が1番好評だけれど4もいいねという感じ。
ひとに聞いておいてアレだけど、4が1番自分の絵で描かれたビジョンがはっきり頭に浮かんだ。いままでの経験上、頭の中に完成図が見えないまま描くと…描けないことはないんだけど、しっくりこない出来になる。
4番のイラストに決めた。

まず絵の具を塗ってパーツとなる色紙をつくり、
切り貼りして組み立てる。
スキャンして色を調整したら完成。

ラフでは犬だったけど、バランスを見て1羽のうさぎに変更。作りながら、文字を入れるスペースを作ってみた。
文字を入れるか入れないか、手書き文字かフォントにするかはとても悩んだ。またしても夫、母、友人、ギャラリーOPAオーナーの藤波さんに相談したところ満場一致で手書き文字を入れたほうが良いと言ってくれた。
そうして完成したDMがこちらです。

表面
裏面

印刷はいつもお世話になっているグラフィック(印刷会社)にお願いした。届くのは1月10日ごろ。年末年始を挟むのでいつもより納期が長い。
DM=メインビジュアルが決まると、一気に動き出した感じがする。この波に乗って制作がんばるぞ。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
展示に興味持っていただけましたら、ぜひ足をお運びくださいませ!

吉本七菜

https://sunao.pb.gallery/

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