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鳩の砂糖壺


長野は松本の民芸品店で購入した真っ赤な鳩の砂糖壺。
何年も閉まったままになっていたけれど、最近ようやく使い途が決まった。
「難消化性デキストリン入れ」である。
難消化性デキストリンとは水溶性の食物繊維の粉末で、味は感じず、冷たい飲み物にもすぐ溶ける。
スプーンになっている鳩の尾でカフェオレや味噌汁にサッと入れて飲むようになった。
野菜が足りてないなと思う日も少し安心する。

民芸品は好きだけど、やはり使い途のないものは愛でることを忘れてしまう。
壁に飾った絵なんかはよく目に入るけれど…
飾るだけになった置物は風景の一部になってしまいがちだ。そもそもキレイに飾れない。
使い途があり、かつ愛らしいものが大好きだ。
(だから食器など買いすぎるんだなぁ…)

この鳩もよもや難消化性デキストリンなんて入れられるとは思っていなかっただろうな。
使うたびにいつもそう思ってしまう。

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