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短歌 作品

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つくった短歌の一部です、ときたま思い出したように更新します よかったら感想おしえてね!
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2022年9月の記事一覧

葉書の光 【短歌八首連作】

『葉書の光』 あ これはたぶん秋やなぁ 濡れている稲の香りが綴じられていて 絵画のある場所にめがけて悪気なくお前もお前も産まれてしまう バイオリンの絶叫がまた挟まった なにか降りそうに夕暮れの中 不確かとつぶやく、横目にグッピー、ふたしか、声はまたぼやけつつ 一年に一回くらいは溜まりっぱなしの隅の埃に触れ、確かめる ふるさとに無い存在は際立って 濃い白色のケトルの背すじ 祖母からの電話をとらず眠るたび僅かに足の指が浮き出る 選ばない言葉を奥へしまいこみ葉書に光