Jリーグ再開  vs横浜F.C

ようやくJリーグが戻ってきた。リモートゲームではあるが日本サッカーの頂点にあるJリーグを観れる日常は、やはり素晴らしい。

再開に向けてコンサドーレは千葉で合宿をはり、コロナリスクを軽減した中での再スタートとなった。

結果は2-1。再スタートを白星で飾り、順調なリスタートをきることに成功した。

2得点は共に素晴らしいコンビネーションからうまれ、札幌らしさを発揮できた瞬間だった。いつ、どんな相手でも今のコンサドーレは自分たちから相手を変化させ、決定期を創出する事ができる。それだけのものをミシャさんが落としこんでいる。

システマチックのように見えて、実は相手を自分たちから動か出し、その動きで相手を誘いこみ、有利な状況を作り出す。個人のアイデア、テクニックとチームの動きの自動化がシステマチックに見せるミシャさんの凄さを感じさせてもらった。

しかし勝ち点3を手にした、チーム、スタッフ、ミシャさんからは満足した様子は一切みられなかった。

ここに今のコンサドーレとしての立ち位置を感じる。もう残留を目標にするチームではなく、魅力ある攻撃的サッカーで内容も結果も求めるチームになったんだと改めて感じると共に嬉しさもある。

今年改めてトライしているプレッシングはあまりみられなかった。(もしかしたら再開という事もあり、それを求めなかった可能性もあるが。)そして失点を含めて何度か淡白な守備で決定的なシーンもあった。この辺りは攻撃的なサッカーをする上で常に直面する課題ではあるだろう。

どちらかというと目についたのは横浜F.Cの好印象かもしれない。

コロナの影響により降格チームがなくなった今シーズン。志しの高い、質の高い攻撃的なを組み立てようとするチームが増えるのではないか。そんな予感を横浜F.Cからもった。元々そのようなコンセプトで横浜F.Cが試合を組み立てているとは思うが、チームの勝敗や降格争いに巻き込まれると、より勝ち点を落とさない戦い方が増える。そういう意味では今年は思い切ったチーム作りができそうだ。

そのためには明確なクラブのスタイルと意思が必要だが。

横浜の下平監督は柏レイソルで一緒にプレーしていた事もあり、相手とは違った感情もあり、頑張って欲しい気持ちも多々ある。そんな下平さんが進めるサッカーにも注目したい。

何より、Jリーグが戻ってきた喜びを感じる試合となった。

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