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“欲しい欲しいオバケ”とネガティブケイパビリティ

「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜」というポッドキャストの過去回を聴いていて、「いまそれ!そこ!」という話が流れてきた。

ネガティブケイパビリティとは、簡単に言うと“マイナスの状況に耐える力”みたいなことらしい。

あー、いま、その力欲しい!

と思った。

心療内科医が書いた本を紹介する流れの中で出てきた言葉「ネガティブケイパビリティ」。
ポッドキャスト内では、

「宙ぶらりんの状態に耐える能力。答えをすぐに求めがちだけれど、耐えた先には深い理解が待っている。未来に希望も含めた言葉」

という感じで紹介していたと思う。

心の病気って、薬飲んだからって治るものではないし、そもそも何をもって治ったとするのかも人それぞれ。治る治らないの話じゃなかったりもする。
そういう曖昧さの中で必要とされる能力が、ネガティブケイパビリティだという。

んー。わたしに欠けているのはこれです。
「曖昧な状態」非常に苦手。

事態がちょっとでも止まったら、「あ、もうダメだ」となる。悪くなってるわけでもないのに。足踏み状態=ダメ。バッテンつけて捨てたくなる。

去年まで調子よく進んでいたことが、いまちょっと足踏み。とはいえ、やることはやってるしいいものができればまた事態は動き出すっていう希望もあるのだけれど。
モヤモヤしている間に、友人たちはみんなわたしが手に入れたかったものを手にして、実に楽しそうだ。
「あー、それあたしもやりたかったやつ。いいな。なんであたしにはチャンス回ってこなかったんだろ」とかヒガミ根性もろ出し( ;  ; )

「もうこんなんやっても意味ないやん、あーもうやる気なくしたわぁ」と、ぼやく自分の声にもそろそろうんざりだなぁ。と思っていた時に聞いたワード「ネガティブケイパビリティ」。

「それです!それ!
欲しいです。どうしたらいいですか?」
となったわけだが、それこそが短絡的。冒頭の太文字思い出せ!
「答えをすぐに求めるな」ということが答えじゃないのか!!

「答えは後からやってくる」という希望をもって、日々を過ごすことが肝心なのだ、と“欲しい欲しいオバケ”が憑依した自分の心をなだめようと思ったのでした。


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