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すながメソッド

こんにちは!
動作改善アカデミーの須永将平(すながしょうへい)です。

4万人の体を見てきた治療家でもある私がその知識と経験を活かし構築した理論が「すながメソッド」です。

今より1つ上のレベルを目指すアスリート。
プロのサッカー選手、ハンドボール選手、ゴルフ選手など多くの選手にお伝えしてきました。

従来の筋肉を鍛えるものではありません。筋肉に依存しない。骨で立ち関節を動かすためのトレーニングメソッド。

「姿勢」「重心」でパフォーマンスに直結する動きを作り、なおかつケガしない体を作っていきます。

・自分が思っているようなパフォーマンスを発揮出来ない選手
・しつこい痛みに悩まされている選手
・力任せじゃない自分本来の体の使い方を知りたい選手

こんな選手がやりたいことを諦めないように出来る体を作っていくことを応援したいと思いこのメソッドを形にしました。良かったらご覧になってみてください

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概要

実際の競技のプレーでうまくいかないことはまず自分の体から見直していきます。「なぜ?」出来ないのか。これを突き詰めていくことで自然とやることは決まってくるはずです。

プレーでのエラーは自分の体の動きのエラー。動きのエラーは体をどう動かしているかに繋がる。そして動きのレベルを上げるためにはまず「姿勢」のレベルを上げること。

①立ち方を変える
②動かし方を変える
③体の動きを変える

今のプレーの問題から体の問題を逆算して捉えていく。ここを作り直してくことで強固な体の土台が出来上がっていくのです。土台がどれだけ広範囲に安定しているかで、そのあとに上から乗っかるであろう技術的・戦術的な要素がより高水準なレベルで扱えるかが決まっていきます。

すながメソッドはすべてのスポーツでこの体の土台作りをサポートしていきます。


第1章 立ち方を変える

このメソッドで一番大事にしているのが「姿勢」

立っているときの姿勢がどれだけ無駄のない状態か

最初の段階でこの状態にどれだけ近づけるかが後述する関節の動き、体の動きのレベルを決める。それはそのままプレーの質を左右する。この段階を軽視することはパフォーマンスの低下はもとよりケガのしやすい体を作ることにもなってしまう。

まずは姿勢=立ち方を変える。

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【なぜ立ち方からなのか?】
立ち方を注意されるのなんて小学校の朝礼のときが最後くらいで徐々に気にせず過ごすようになっていくことの方が圧倒的に多いはず。それをなぜ今さら。しかもパフォーマンスを上げる話の最初なのか。

立ち方の良し悪しがそのまま体の状態、能力に直結するのです。なぜなら立ち方が悪いまま動くという事は自らブレーキをかけながら動くようなものだからです。


【立ち方が悪いとは?】
立ち方が悪い状態とは真っすぐ立てていない状態。ただしこれは見た目の問題だけではありません。細かいポイントはありますが一番重要なのは足と重心が真っすぐ並べていない状態ということです。

この状態は不安定であるがゆえに安定を求めて筋肉は緊張で固くなってしまいます。筋肉とは柔らかく伸び縮みして初めて100%の機能を発揮出来るもの。固くなった筋肉は本来の機能を発揮出来ないばかりか重りとなって動きの邪魔になってしまうかもしれないのです。

立ち方が悪いとはまさに自らの首を絞めている状態と言っても過言ではないですね。


【立ち方を変えよう】
では立ち方を変えていこう。

先ほど挙げた問題の起きない姿勢であれば良いのです。それが足と重心が真っすぐ並んだ状態の立ち方です。立つという状態での負荷を限りなく少なくすることで大きなメリットが得られます。

✅筋肉が柔らかい状態を維持できケガを抑制出来る
✅重心が安定することでバランス能力が向上
✅立つことの緊張が限りなく少なく済み次への動き出しがスムーズ

などなど。
ではどうすればいいのか?

私が施術で使わせていただいている「DRT」という手技があります。このDRTで推奨している立ち方をオススメさせていただきたいと思います。

① へその位置を見つける
② へそを挟むように真上と真下に手を置く
③ 上から手を覗いて下の手が隠れる位置で立つ

この立ち方の合わせを日常的に確認すること
最初は必ずズレます。これは仕方のないことです。今までの習慣を変えることはそう容易なことではないからです。それこそ利き手を変えるくらいの努力が必要になるかもしれません。


トレーニングを始めていく際にもこの「立つ」レベルを上げていくことから徹底して進めていきます。多くの選手が自分の体に問題があることに気づいていないからです。

立つレベルを上げるために確認しておきたい体の部位が3か所あります。

①背骨
②仙骨
③股関節

前述の立ち方を意識しながら、これらの要素がゆがみなく本来の動きが確保していくことでパフォーマンスを最大限発揮できる立ち方が作れるようになっていきます。

いかに立っている状態での緊張感、負荷を減らせるかがこの段階での課題。
何もない「0」の状態で立つことが目標です。


第2章 動かし方を変える

立ち方が変わったら次は体の動かし方を変えていきましょう。

多くの選手がパフォーマンスを上げようと思ったとき筋力を上げようと考えると思います。筋力を上げれば今より発揮出来るパワーが上がる。とても大事な要素です。

ただ、もしかしたらその筋力が発揮出来ていなかもしれない。
体の動かし方に無理があれば持っている筋力を最大限発揮出来なくなってしまうからです。


【あなたはどこから動いていますか?】
選手に動き方のイメージを聞くと、
「この動きのときは○○筋に力を入れてそこから動くようにしています」
といった筋肉始動のイメージを持っている選手が非常に多い。

これはもちろん間違いだというわけではありません。

ただイメージしにくくはないだろうか?
解剖学的な筋肉の付き方を理解してそれに沿った動きを覚えられるだろうか。単独で動くこともまずない。私はとてもイメージしにくいと感じてしまっていた。

その中で私が動きのイメージとしているのは「関節」
骨と骨を繋ぐ体の一番内側の部位。ここであれば動きは非常にシンプル。
そして余計な力みを生みにくいイメージだと感じている。


すながメソッドではこの関節からの動き方に変えていく。
そしてこの関節をスムーズに動かすことが出来れば筋力も本来の力を最大限発揮出来るようになるのです。


【関節から動くとはどういうことか】
各関節を動かすだけでいいのかというとそんなわけではない。
部位ごとに要所がありそこから動きを連動させていくことが大事。

また全体の中でも特に重要なのが「背骨」
筋肉の走行を見ても全ての動きに関わってくるのが背骨だからです。
この背骨がどれだけ本来の範囲で素早く的確に動けているかがパフォーマンスの良し悪し・動きの効率が決まってくる。
後述する各部位の動きの根底には背骨が動いているという大前提があることを忘れないでほしい。


【上半身の動かし方】
上半身の要所となるのが「胸骨」「肩甲骨」
肩甲骨が自由に動ける状態を作り胸骨から腕を操作するイメージで動かす。
大きなパワーを柔らかく的確にコントロールすることが出来る動きを作り出すことが出来ます。

この2つの要素を使って上半身を動かすトレーニング、習慣を作っていくだけでいいです。これを作る前に腕の筋力を無理に上げようとするとプレーにおいては逆効果になることもありえます。
上半身は強くしなやかに使いこなすイメージです。


【下半身の動かし方】
では下半身はどう使うのか。
下半身の要所となるのが「仙骨」「股関節」です。
ここを使いこなせれば力んで踏ん張る以上に下半身は安定し、さらに前への大きな推進力を作ることも可能になります。

基本的には股関節の動きを仙骨がサポートしていきます。
どちらか一方だけでは立つことも動くことも質が落ちてしまうでしょう。


第3章 体の動きを変える

第1章で立ち方を変えるために関節を整え、第2章で動かし方を変えるために関節からの動きを作っていきました。この第3章ではこれまで変えた部位ごとの体の状態、動かし方を統合して実際のプレーに近い動きへと昇華していきます。

今までの部位ごとがレベルアップした状態でも十分に動きの質は変わってきているはずです。それ以上に部位ごとが繋がりを持ち連動して動く。これが出来るようになれば今とは違った動きの感覚が手に入るようになっていきます。

✅ 少ない労力で大きな力を発揮出来るようになる
✅ 動きのタメが少なくなる
✅今ある筋力を最大限活かせるようになる
✅ 体への負担が減りケガしにくい体になる

こんなメリットがあるのです。早速動きを繋げていきましょう。


【上半身と下半身の連動】
具体的には前章で分けて考えた上半身と下半身を体幹=背骨を介して繋いで動かすということです。下半身は力強く安定しその上に柔らく上半身が乗っかる。下半身で生み出した力が上半身へ。上半身で生み出した力が下半身へと流れていく。そんなイメージです。

そしてこの上半身と下半身の連動の肝となるのが「仙骨」「胸骨」
前章までの状態でこの2つが本来の働きを果たせていることが絶対条件です。この2つが立ち方の安定感、動かし方の出力を決めるからです。これがあって初めて連動することが出来ます。


《連動させる》
始めから実戦に近い動きを連動させることがとても難しいものです。
単純な動きで連動を感じることから始めた方がいいでしょう。下半身を動かさず上半身を回してみます。

① 股関節から軽く腰を落とす
② 体幹が傾かないで立ったままの角度を保つ
③ 胸骨で上半身を回し腕が大きく回転する
④ 背骨も同様に大きく捻じれる

※このとき仙骨で下半身は押さえる。骨盤から下は最初の状態から動かないのが理想。

この動きが上半身と下半身を連動させる一番単純な動きの1つです。本当に見た目は簡単そうに見えます。ただ動きの連動がうまく作れない選手はこれで骨盤から下が回すたびにグラグラしてしまうのです。またサッカーなど手を使わない競技の選手は上半身の動きもうまく回転させきれないことも少なくありません。

下半身を安定させるために仙骨から股関節で地面を押す。胸骨から上半身を回すときに体幹は脱力していることで大きく力強い回転となる。この大きな回転で骨盤がブレると力が逃げてしまう。

このあたりがポイントです。まずはこの動きを練習してみてください。体を連動させて動くための第1歩です。この動きの感覚が掴めると今までは違った次元で動けるようになっていきます。


最後に…

今回は理論的なことをお伝えさせていただきました。あまり実技の方には触れていません。

なぜか?

それは体を変えるためには「何を」するかよりも「なぜ」するのかという方がずっと大事だからです。

今あなたがやっているトレーニングはなぜやっていて何の意味があるのか。
他の人へ説明できますか?やり方を真似してやらされているような間は本当の成長は望めません。

ぜひご自分の体にもっと興味を持っていただきたい。今の体はどういう状態でどうすれば理想の自分へと繋がっていけるのか。そこを一緒に考えていけるようお伝えしたいのがこのメソッドです。

そこに至ったなら極論トレーニング方法は何でもいいのです。私は日常全てがトレーニングだと考えているくらいですから。歩くことすら本当にいろんな発見が得られますよ。

今の自分を変えたい選手
やりたいことを諦めたくないという選手
ライバルに負けなくないという選手

本気で取り組む選手に私も諦めないでチャレンジし続けてほしい。そう願ってこれからも応援し続けたいと思います。そんな選手たちの力に少しでもなれればとても嬉しく思います。

一緒にチャレンジしていきましょう!

須永将平

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