明治の日本に関する言及

<ウィキペデイア>

https://ja.wikipedia.org/.../%E6%96%87%E6%98%8E%E9%96%8B...

文明開化とは、明治時代の日本に西洋の文明が入ってきて、制度や習慣が大きく変化した現象のことを指す。

さらに、「西洋のものなら何でもよい」という考えすら出ていた。

<ヒュースケン>タウゼントハリスの通訳として同行。一年二ヶ月日本に滞在した後の1857年の日記。

いまや私がいとしさを覚えはじめている国よ。

この進歩はほんとうにお前のための文明なのか。この国の人々の質樸な習俗とともに、その飾りけのなさを私は賛美する。

この国土のゆたかさを見、いたるところに満ちている子供たちの愉しい笑声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことができなかった私は、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳をもちこもうとしているように思われてならない

<チェンバレン>日本事物誌 1905年

著者は繰り返し言いたい。

古い日本は死んで去ってしまった、そしてその代りに若い日本の世の中になった

<オズボーン>最初の寄港地長崎での印象

この町でもっとも印象的なのは男も女も子供も、みんな幸せで満足そうに見えるということだった。

<エドウィン・アーノルド>英国の詩人。1889年来日歓迎晩餐会でのスピーチ

地上で天国あるいは極楽にもっとも近づいている国だ。

その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のようにやさしい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。

これこそ日本を、人生を生甲斐あらしめるほとんどすべてのことにおいて、あらゆる他国より一段と高い地位に置くものである

[翌朝の日本の主要新聞各紙の論説の要約]

アーノルドが産業、政治、軍備における日本の進歩にいささかも触れず、もっぱら美術、風景、人びとのやさしさと礼儀などを賞めあげたのは、日本に対する一種の軽視であり侮辱である

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?