はじめてのzortrax M200 Plus

基盤研究Cに使用する機材として、zortrax M200 Plus を導入して、はじて出力してみたので、その所感など

開梱

開梱は、比較的に楽なほうかと思うけど、ビルドプレートのフラットケーブルの通し方などは図解してほしかったなと。たぶん、ここを通すよね?という形で通すなど。あとは、説明書を見なくても充分組み立てができるぐらい簡単でした。再度パネルは後述するけど、出力後に必ず外すことになるので、ドアにするかマグネットでの着脱ができる方がよかった。コツを覚えればすぐ外せるけど、パネルが爪に食い込むのはうーんって感じ

マニュアルのキャリブレーションについて

マニュアルのキャリブレーションは、タッチパネルを見ながら行えば迷うことはほとんどないけど、最初にプットフォームのネジを締めて下さい。という表示がでるけど、ゆるめの状態にしておかないと後で空間をあけることができなくなるので注意が必要。
ヘッダーとプレートの間はキツキツよりも若干緩めの調整のほうがいい。M200 Plusは、出力が始まると最初の層はかなり多めにフィラメントを出して食い込むようにするので、キツめにしいるとフィラメントの出が悪い部分が出てしまうよう。

出力について

出力はとても安定している。けど、スピードはあまり早くないようにおもう。いいのは予想時間と完成時間のズレがほとんどないこと。最初の出力は30秒ほど残っているところで急に終わったけど笑1日がかりの出力で1分以内はほぼ誤差なしと一緒かと。ほかの3Dプリンタでは、最後のほうの5分が1時間とあのもあるので充分です。
音は、そんなにないかと?音についてはあまり気にしないので評価の対象外ということで。

出力結果

PETGでの出力をおこなった結果、焦げ付きや特定位置での溜などもなく非常に良好。とくにサポートからの剥離はとっても良い。時間の関係でレイヤーを0.29mmで出力したので、積層痕は気になるけど0.19mmで出力したらもっとよい結果になりそう。しかし、大物を0.19mmで出力したら1Day超えは確実かと。。
zortrax の一番のウリでもあるけど、ビルドプレートへの食い込みが強すぎて出力物を剥がすのが本当に大変。。。次の日に確実に筋肉痛になりそうなぐらい頑張ることになります。。冷めてから剥がしたほうが若干剥がしやすいかもしれない。。粘り気が残っているとより強靭になるのかもしれない。。
もう少し、試行錯誤が必要。
ビルドプレートへの食い込みが強すぎて、ビルドプレートを本体から外して剥がさないとまず無理。そのため、毎回ビルドプレートを外すことになるのだけど、ビルドプレートのコネクタが硬い、サイドパネルが開けにくい、ということがとても気になってしまう。
コネクタは爪のロックを解除するとテコの原理で外れるタイプにして欲しい。サイドパネルは前述の通り扉にするか、マグネットなどでより簡単に着脱できるようにして欲しい。

まとめ

剥がしにくさはあるけども、ABSでの反りや剥がれなどは絶対おこさせないというzortrax社の固い決意を感じる3Dプリンタですw。基本的に精度は非常に高く動作も安定してるので、何でも出力できると思うのですが、より向いている出力物の特徴は次のようになるかと
・精度が必要
・あまり高さがない(出力時間が短くて済むもの。)
・フレーム的なもの(塊のものはメチャクチャ剥がすのに苦労します。)
フェイスシールド用のフレームなどは相性がよいと思います。
逆にビル上のものとかは、剥がすのに格闘することになるかと。
ビルドプレートを外して出力物を取り外すことに、ほとんどの場合はなるので、マニュアルのキャリブレーションは毎回必ずやったほうが安全だと思いました。
あと、加熱中の表示が温度ではなくパーセント表示なのは、温度表示にして欲しい。フィラメントを交換するときなどに種類合わせた温度になっているかどうかが分からないので。

色々書きましたが、いい3Dプリンタだと思います!!
レッツ研究!
とりあえず忘れないうちに書いただけなので、後で画像を足したり、気が向いたらHow to的なことを書くかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?