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ロード・トレイルミックスラン:博多駅~三郡山系縦走~水瓶山~岩屋山~都府楼前駅 37km(2022/05/20)

【基本情報】

実施日: 2022年5月14日
走行エリア:博多駅⇒三郡山系縦走⇒四王寺縦走(水瓶・岩屋までで断念)⇒都府楼前駅
距離:約37km
標高差:ガーミンによる測定値 1670m / 
 YAMAPによる測定値 のぼり1937m くだり 1911m

本番に近い環境の標高差の獲得、ならびに傾斜と標高による速度感のテストも兼ねたロード・トレイルミックス
トレランが主体だったので写真は多い。

博多駅からスタートし、福岡縦走トレランの定番三郡山系を縦走、その後下山し四天寺山を周回縦走、再度下山し都府楼前駅でゴールする想定のコース
概ね50km・標高差2500m程度のミドル・ロングトレイルになる…予定だった。

博多駅

ここから若杉山まで走る。朝ではあるがすでに少し暑い。
今回ロードのペースも基本的には1km/6:00のジョグペースに抑えた。

若杉山に登っている途中で4つ葉のクローバーを見つけた。

若杉山

15kmと思ったより博多駅から近い。これなら全然走ってこれる。
縦走のピストンと繋げたらより強度の高いコースが作れそう。

快晴につき若杉ヶ鼻からの展望は良かった。

ここからお決まりの縦走路で宝満山方面に向かう。
たった一カ月でずいぶんと緑が溢れんばかりに生長しており、おかげで長い道が草陰となり涼しく快適だった。
これがあと少しで蚊と虻と湿度にまみれた地獄の夏山になるのだが…

三郡山

三郡山からは日当たりが良くなってくるのでさすがに暑い。
パノラマで見たら夏そのものだ。

<この時点の記録>
・水分/1L消費
・活動/4時間
・距離/23km
・標高/+870m
⇒秋吉台エクストリームトレイル(72km/±2500m)の1/3地点と条件が近い。ペースは比較的ゆっくり進行したが、本番でもペースは落とすのでタイムも同じくらいの水準となるのではないかと推測される。ここからけっこう落ちたので、やはり12H±1Hという予想はけっこう当たってる気がする。

ここから水と補給食をセットしなおして宝満山へ。

宝満山

今年になってここに来たのは4回目なのでもはやコメントは特にない。
やはり植物の生長は早いし、宝満山周辺だけは人が多いなという感想くらい

水場で補給。これを前提とした装備だったけどもう少し気温が上がると同じ道でも+1Lはないと厳しいかもしれない。
下山する。

最後の最後で左足を派手に捻ってしまった。
不注意だった。少し痛むが特に問題はなかったのでそのまま進んだ。

竈門神社から太宰府天満宮を通らず直下して四王寺縦走へ。
水瓶山に向かう。

水瓶山

たった212mの低山なのに非常にきつく感じた。
体自体は動くのだが、頭が半分働かない。そこで気づく。
「あっ、これ続けたら熱中症になるぞ」と。
明らかにナトリウムが不足しているし頭の熱が抜けない。体の疲労感に対してペースが全然あがってこない。

焼米ケ原までついた時点で残りを周るのは厳しいと判断して下山の方向へ舵を切る。焼米ケ原は相当景観が良い。

ここからのトレイルはすっきりしていて走りやすい。
余裕があれば全部まわるはずだったのに…

岩屋山

せっかくなので最後にここだけ寄った。
まぁほぼ距離も変わらないし。

この後は下山しゴールの都府楼前駅まで少し走る。
やはり普通に動けはするものの、トレイルを周ってたらちょっと怪しかった気はするので判断は正しかったと思う。おそらくまだ暑熱順化ができていない。

秒で飲み干す。これ最高に美味かった


走行ルート

【総括】

・疲労感
肉体的な疲労はそこまでなかった。まぁもちろん体力使ったなという倦怠感は翌日以降残ったけど。

問題は左足。翌日足首が腫れており、捻ると痛んだので軽度(1度)の捻挫とみなしている。なので通常翌々日などに行うアクティブレストのジョグは行わず、湿布を貼って数日様子見という状態。

まぁ元々疲労が蓄積している状態につき、翌週は強度を大幅に下げるレスト週にするつもりだったので練習量的には減っても差し支えない。
ここで治し切らないとそっちのほうがやっかいになる。

・熱中症、日焼け対策
日焼けは一応したがまぁ問題ないレベル。ファイター重ね塗りはしなかったがちゃんと塗るとやはりきく。しかし短時間でもロードは痛烈に焼ける…
熱中症に関しては全然問題なくそこまで至らなかった。

・補給食
今回低強度・長時間を想定していたのでテストとしてジェルを使わなかった。意外と問題なかった。運動強度によって消費するエネルギーソースは変化するわけだが、想定している心拍ゾーンを保持すれば脂肪優勢のまま維持できることが体感的にも理解でき、その閾値を概ね把握した。

逆にこの閾値レベルになるとカタボリックが起きるほどグリコーゲンを消耗しないのか、BCAAドリンクは意味がないように思えた。
それよりはスポドリの量を増やさないとヤバいなと学ぶ。塩タブだけでは全然足りず、水だけ飲むのは理屈の面でも逆効果になりかねない。

・シューズ
今回ロードが長かったのでまたもエヴォライド。
特に問題ないが岩場はやはり少し危ない。それより落ち葉はもっと滑って危ない。ラストの捻挫は前に人がいて岩場に想定外の突起があったことに気づかなかったためだが、やはり足捌きは鈍る感じがあった。

<収穫>
補給と消費エネルギーへの考察が深まったこと、熱による思考力低下がどれくらいなのか、原因はなんなのかが見えてきたことが大きい。
一旦安静にするもいけそうなら低強度のジョグを再開するので、その経過もまたデータとして参考になりそうだ。

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