#14「帳」


今年は秋口より詩作を行ってきましたが、おかげさまでだいぶ抵抗がなくなってきた、というか詩を考える頭のスイッチが入ってきたのかなという感じがします。もちろん常時オンではなく、ふとした時に入るのですが。

こういったことに理解がある人は世に多くなく、ことに詩は「いい年こいてポエムってる」というネガイメージが強すぎるため、気恥ずかしさが全くないわけではありません。ていうかパーソナルな部分を第三者にさらけ出すわけだから、社会性のある立場としてそれは意識として当たり前と言えるでしょう(ちょっとね、実際的すぎるよみんな)

でも。詩を書くことで実感したことが、今まで漠然と「なんとなく表現しづらいけど言葉にしたい気持ちってあるよね」という事象や心象を少しだけ捉えられてきた気がします。

心の機微って、意識して注視しないとわりと鈍感になってしまう。誰かに規定された感情が、自分のものとすり替わってしまう。
これは良くも悪くもあります。気にならないというのなら問題ないのですが、食事に含まれるタンパク質含有率が気になるアスリートみたいに、自分の感情がどんな要素で動かされているか気になって仕方がないこともあるのです。これは例えが悪いな。
端的に言えば大人になってもセンチメンタルな部分は隠しようがありませんでしたので、受け入れ向き合い昇華したいと思いました。

さておき今年は多分これで締めです。
自分は「まず最初に言葉があった」というよりはあぁ心が動いたなぁ、という一瞬や事象を源に詩を書きます。
絶賛継続中ですので、来年もよろしくお願いいたします。



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