Photogrammetryの光源の違いの比較
前から気になっていた
Photogrammetryのいくつかのパターンの比較を
かなり雑だけどやってみた
なお筆者のPhotogrammetryの主目的は
屋内での人間(全身)と、小さめの静物となるので
屋外の広域撮影はたぶん扱わない
屋内で、室内灯は使用してない。窓からの環境光のみ
(曇りの夕方なので結構暗い)
そして比較についてはこんな感じ
---A・自然光のみ
---B・オンストロボ(TT600)+ディフューザー
---C・LED定常光4灯+Cross Polarization
---D・オフカメラストロボ(TT600)2つ
---E・オフカメラストロボ(TT600)2つ+Cross Polarization
B-D-Eの場合はSSやF値で部屋を真っ暗にしている
三脚使用
ターンテーブルは使わずカメラ側を移動
RAW現像
ISOはスキャン毎にやや幅があり、L~125ぐらい
F値も上記同様で、F9~F11ぐらい。
F11でも被写体の厚み全域をカバーできない場合があった
あとはAliginmentの保険でRC標準のマーカーを配置
ちなみにマーカーは配置することでAliginmentが狂う場合が時々ある
被写体は映画「ミニオンズ」のデイブ(多分)
目玉が2つで毛があるからたぶんデイブ
塩ビっぽい素材でサーフェースはツルッとしていて色情報もなく
嫌な感じに反射がある…全然Photogrammetry向けじゃない汗
機材はCANON EOS R5 + RF 24-105 F4L USM
最大限寄れるのがこれぐらい…(寄れるレンズが他にない)
さてメインの比較…
通常の環境光
次にクリップオンストロボ+ディフューザー(疑似シャドウボックス)
LED4灯+Cross Polarization
オフストロボ2灯(疑似シャドウボックス)
オフストロボ2灯+Cross Polarization(疑似シャドウボックス)
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1オブジェクトあたり6~7枚と非常に数が少なく、
環境光は特に遮断していないし
カメラ位置もマーキングしてないので毎回バラバラ
検証としてはかなり不完全だけど、どうだっただろうか
個人的にはストロボを使うとサーフェスが綺麗な印象
また、フォーカスブラケットを使用できる機種の場合は
LEDによる定常光に限定される
(フォーカスブラケットとストロボは自分の知る限り併用できない)
EOSの場合はスマホのテザー撮影+タッチシャッターで
ピントが甘そうな部分を1つのカメラアングルで複数撮影しておくと
疑似フォーカスブラケットできそう
結論
・基本は「ボケ回避」「十分なオーバーラップ」「高すぎないISO」
・RCは頭がいいので、あまり厳密に光源を扱わなくてもいい
・Aliginmentのために、写真間で十分なオーバーラップを確保する
・ソフトなセルフシャドウのために大きいディフューザー推奨
・傷や色情報がないとどうやってもサーフェースが荒れる
(なので汚すか粉吹くか模様のある影を落とすべき)
次は完全なシャドウボックス化して360度36枚ぐらいで
人肌を撮ってみよう
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