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さよならNuro、こんにちはクロス

最初に

今回もすなねずみ要素はゼロです。

このnoteはインターネット回線について記載しています。

多くの人にとってインターネットの速度は1Gもあれば十分ですが、僕を含めネットゲームに力を入れているちょっと特殊な人たちはそれでは物足りなく感じます。

今回はそんな人達に向けたnoteですので、普通にWEBやYouTubeをみたりする人には非常に意味が薄いです。


結論

pingを気にする様なコアなゲーム目的の人はNuroはお勧めしない。
はっきりいって時間とお金の無駄になる。

経緯

ふとしたきっかけで、数年やめていたゲームを再開した。

再開してすぐ、あることに気づいた。
とてつもなくラグく、もはやゲームにならないのだ。

「ラグい」とは、回線に遅延が起きている状態であり、ラグが大きくなると操作キャラや周りのキャラが止まったり、かと思えば一気に早送りしたかのように急激に動き出したりする。

要はゲームとして成立しなくなる。

いわゆるネットゲームは、インターネット回線の速度が勝敗に影響するほどシビアな環境が求められるものが多く、数年前に回線速度とPingと安定性を求めて加入したNuroが、今は目も当てられないほど品質が悪くなっていた。

ゲームをしていない期間はWEBサイトやネットフリックスくらいしか見ていなかったので全く気付かなかったが、いざゲームを始めてみるとあまりにもひどい有様に衝撃をうけた。

現在のNuro

これはNuroの回線で計測したもの。
ちなみに、本来Pingは一桁が望ましく、パケットロスは0%が当たり前。

ある日のNuro

平均Pingはまだ目をつぶるとして、なによりもひどいのはパケットロス。

これを見るまではパケットロスなんてものは測定項目としてあるだけで、実際には起こりえない都市伝説とまで思っていた。

しかし、夜間のNuroではこれが当たり前に起きる。

別の日のNuro

この日はもう最悪で、Pingは140ms程度まで上昇、平均Pingはなんと90msだった。これはもはや携帯のテザリングの方がマシなレベル。

しかし、Nuroに状況を問い合わせても一向に対応する姿勢を見せなかったため、これ以上は時間の無駄と判断し、別の回線を探し始めた。

勝手な推測をすると、キャンペーンで加入者数を増やしまくっているにも関わらず回線の増強をしないためにキャパシティがオーバーしており、回線品質が悪化していると考えている。

10月上旬に大規模修繕があるとい噂を聞いたが、あくまで噂レベルだし、この状況を劇的に改善できるほどの工事をこの短期間に行うことは不可能だと判断した。

フレッツ光クロス

いくつか回線を検討したところ、フレッツ光クロスにたどり着いた。

回線スピードが10G(Nuroは2G)というのもだが、なによりもPingがとても低い事が魅力だった。

本来、PCやスマホは人間をサポートするものであり、それが律速となって生産性を落とすというのは本末転倒だと考える性格のため、中途半端なものではなく最も早い回線を選択した。

ちなみにこれがクロスで計測したもの。
一般的に回線が混んでるといわれる21時~23時の時間帯でも平均Pingは6ms程度、パケットロスは当たり前だが0%。

ある日のクロス

午前中に見えるが、午後(夜)に測定したスピードテスト。
全時間帯で十二分な結果が出ている。

PMという文字が文字化けしているが、すべて夜に測定。

ここまではいい事しか書いていないが、もちろんデメリットもある。

フレッツ光クロスのデメリット

  1. 料金が高い

  2. 対応エリアがまだ限定的

  3. 10Gの回線速度を生かすためには追加投資が必要になる事が多い

  1. 料金が高い
    選択するプロバイダにもよるが、最低価格は7,700円程度(ルーターレンタル、プロバイダ1,100円)程度。

    Nuroは5,000円程度なので、約1.5倍程度である。
    年額にすると差額は約3万円でとても大きい。

  2. 対応エリアがまだ限定的
    最近エリアが拡張されたが、まだ圧倒的に少ない。

  3. 10Gの回線速度を生かすためには追加投資が必要になる事が多い
    せっかくインターネット側の回線が10Gになったとしても、室内の回線が1Gだと何の意味もない。

    最低でもWAN側とLAN側に各々10Gのポートを備えているルーターが必要になる。(これはNTTから月額550円でレンタル可能)

    10GのLANポートをPCに直結するならこれでもよいが、その他の機器もなるべく高速で接続したいとなると、10Gハブや2.5Gハブ、LANケーブル(CAT.6A)も必要になる。

    ざっくりな価格は以下の通り。
    10Gポートを2つもったルーター:3-5万円
    10Gハブ:5万円
    2.5Gハブ:1.5万円

    1からそろえると10万~15万円程度かかる可能性があるので、かなりハードルは高い。というかもはや趣味の世界。

結論

Nuroに5,000円払って不快な思いをするよりもフレッツ光クロスに7,700円払って気持ちよくゲームをしたい性格なので、エリア内であればフレッツ光クロスはオススメ。

本来楽しいはずのゲームでイライラするのはもったいない。

ちなみに、フレッツ光クロスは回線開通「直後」はIPv6しか使えず、夜間にIPv4 over IPv6のプログラムが配信されるため何も知らないと結構焦る。

次の日からは問題なくIPv4(というかIPv4 over IPv6)が使えるようになる。
もちろんプロバイダが対応している前提。

追記

NTTのホームルータをレンタルして数日使ったが、やはりNTTのルータのWi-Fiは不意に切断されるなど不安定なので新しい10Gルーターを導入した。

現在IPv6プラスに対応したWAN/LAN 10Gルーターは現時点で2つしかないので、そのうちの1つである「Aterm WX11000T12」を購入した。

NTTのレンタルルーターを外し、代わりにAterm WX11000T12を接続、先と同じスピードテストを実施した結果が下記。

主に上りが大幅に改善している。
また、実際にどこまで効果があるかはわからないが、MTUもIPv6プラス用の1460に設定した。

Aterm WX11000T12での結果
Aterm WX11000T12
2.5Gハブ✕2


サポートありがとうございます。すなねずみ達の為に使わせて頂きます。