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敷地調査のため、2泊3日孤島で過ごす

スタジオ1の秋学期のプロジェクトをまとめる①

敷地はなんと、ボスニア湾に浮かぶホルモン諸島。
そこへスタジオ全員(だいたい45人)で2泊3日の敷地調査(9/17-9/19)を行なった。

最初の課題: 島を知り尽くすこと

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いくつかのグループに分かれ、それぞれ島の中の敷地が与えられた。またその中で以下の3つのグループに分かれて、調査スタート:

・(敷地の既存建物)敷地の既存の建物について
-----寸法、地形を把握  [測定]
・(敷地と島全体)その敷地は島全体にとってどういう場所なのか(役割を果たす)   
-----観光、島の経済について、島民の生活など  [調査・分析]
・(島と周辺地域)その敷地を踏まえて、島を広い目でみる
------スウェーデンとの関係等  [調査・分析]
  (グループの調査テーマの違いは少し曖昧だった。私は建物グループだったので他の班の細かいことはちょっと覚えていない、、、)

グループそれぞれスケールが異なって調査を行うことで、島をより理解することが目的だったみたい。

プロジェクトの現実味

島に時々住み、実際プロジェクトを進めている建築家から聞いた。
ホルモン諸島は「孤島」としていくつかの問題を抱えるようだった。

例)観光により経済が成り立っている↔︎島民の観光客に対する不満の声が上がっている
→観光客のせいで島が汚れていく(車を置きっぱなしにしていく人が多いよう)
どうしたら島の価値をを大切にしながら経済の恩恵を受け続けられるか
・高齢化の問題
・限りある資源(資源が届けられる手段・頻度も限られている)の問題

以上のさまざまなことを知った上で、今後設計を進めることが求められた。

プレゼンに島民も交じって、話し合い。

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(上の写真は調査をまとめる際に使ったボード)

1ヶ月後、また調査結果をまとめて再び島を訪問。

島民を交えたみんなの前でグループプレゼン。島民からの貴重な意見をいただいた。だいたい70歳ぐらいの人が多かったけど、なんと皆さん英語が話せて、びっくり、、、。(これについても書く予定)
あと、実際島でのプロジェクトを進めている建築家の前でプレゼンするの緊張したな。

とにかく、設計課題にこれほど現実味を感じたのは初めてで、設計に対する責任をより感じた。そして、やる気がでた。

つづきは次回へ

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