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1/11(木) スタートアップ研修3日目 『独創性は中身から生まれる』『サンダル兄貴爆誕』

午前︰レゴ シリアス プレイ

午前中はレゴを使って与えられたテーマを表現するワークショップを行った。

最初のテーマはタワー。
俺は安定した土台を作りブロックを規則正しく積み重ねた。
作っている最中から「いかにも俺っぽいな…」と思わざるを得なかった。
真面目というか正直というか、面白さや遊び心が欠片も感じられない。独創性がゼロなのである。
「なんてつまらない奴なんだろう」と自分を卑下してしまい、心臓の少し下のあたりが苦しくなった。
実際のところはみんなにどう思われているんだろう。
そんなことを気にする自分が好きではない。

今書いていて気がついた。
俺の中から何も生まれてこないのは、中身が空っぽだからかもしれない。
中身とは知識や経験、意志や情熱などなどのことだ。
みんなのレゴを個性的たらしめているのはそれぞれの人間の中身のような気がする。
俺はもう少し独創性というものを身につけたいから、まずは自分の中にそういう類のものを蓄えることにした。

テーマ︰タワー
「上の部分が人の形になってるね」
と言われて初めて気がついた
みんなのタワー
テーマ︰自分の故郷
テーマ︰今の自分
テーマ:3ヶ月の自分

サンダル兄貴爆誕

レゴを作った後、広報の方に1人ずつ顔写真を撮ってもらった。
撮影の順番待ちの最中、自分が『サンニキ』と呼ばれていることが発覚した。『サンダル兄貴』の略だそうだ。
「来島初日からずっと(裸足に)サンダルだったから」という理由らしい。

これが何を意味するか、お分かりいただけるだろうか。
そう、俺は3月までサンダルを脱げなくなったのである。
もしスニーカーを履こうものなら「え?サンニキなのにサンダルじゃないの?え?ごめん、靴脱いでもらえる?」とケチがつくに決まっている。
今日この日『サンニキ』と呼ばれた瞬間に、たとえ雪が降ったとしてもサンダルを履く義務が生じたのである。図ったな。

主犯(名付け親)
※プライバシー保護のため暗号化しています。
共犯
※プライバシー保護のため暗号化しています。

午後︰ロールプレイ

午後は場所を移してロールプレイ。
与えられた役割になりきって相手チームと話し合いを行う。
各チームには詳細な設定が与えられ、それぞれの設定が相反するように作られていた。
例えばAチームは週末にスノボに行きたいと考えている。
一方でBチームは週末は地区の雪かきに参加してほしいと考えている。
話し合ってお互いの主張を妥協せずに伝えなさい、というのがミッションだった。
また与えられた設定以外は自由とのこと。
相手チームに設定以外のことを聞かれたらアドリブで答えなければならない。

このあたりから自分が何を考えていたのかを全く覚えていない。
というのは午後の研修が始まった時点で頭が割れそうなほど痛かったからだ。
連日の睡眠不足と午前中のレゴによる自己嫌悪が原因だと見ている。
頭を動かそうにも動かなかった。

頭が復活した今振り返ると、自分達の主張を通すためにはやはり独創性が要求されるように感じる。
相手の主張を理解した上で、あくまで自分達の主張を曲げないために「じゃあこういうプランはどうでしょうか」と提案するためには、提案を作り出すための材料を自分の中に持っておかなくてはならない。
1日を通して分かったことは、僕にとっては中身を蓄えることが今後様々な場面でプラスに働くだろうということだった。

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