見出し画像

物語4 

今日、衝撃を受けた。娘の一言に。

私は、自分で云うのもなんですが、運動以外の大抵のことは人より上手くできる子でした。それが仇となり小学5・6年生の担任から嫌われ、些細なきっかけからクラスでも村八分になりました。本当につまらない2年間。あんな田舎で保育園から知ってる同級生しかいないのに、先生に嫌われると虐めていい子になってしまう。まあでも、悪いのは私だ。その頃いつも一緒に居たペラペラ喋る女の子にからかわれ、ほんとムカついたのでペチンっと叩いたのが顔に当たってしまった。
ごめんごめんごめん!といったと思う。が遅かった。

しかし、私は引きこもったりしなかった。というより、引き込もれる逃げ場所がなかったのだ。クラスでハブられてはいたが、ただそれだけだった。
家に帰れば、父の様子を伺い続けなければならない。なるべく外にいたかった。そしてその頃からnoteを書き始めた。
 私は間違っていないはずだ。
 うっかりはたいてしまったけど、ちゃんと謝ったし。
 なんで先生は急に私を嫌になったのだろう?確かに自主学習は殆どやって     いかないけど、私だけという事でもないのに。
 お父さんは何で昨日と全然違うことを云ってくるのだろう?私はどう言え  ばよかったんだろう?
とか何とか毎晩悔しい思いを。いつかはやり返して見せるんだ、と。そして遠くに行って暮らすんだと。
 
昔話が過ぎましたが、結局のところ、私が父に愛されて育ったことに違いないと気が付く時が来ます。それは娘を産んでから父が死ぬまでの2ヶ月ちょっとの間だったと思う。ああ私は知っていたんだ。遠く離れることで父を悲しませることが出来るって。

子供の頃から自分に向き合い続けた私は、強い人に育っていきました。
ラッキーなことに、私の考えを尊重してくれるパートナーに出会いました。
夫は多分、私と同じくらい幸せだと勝手に思っています。なのに、「何でパパはママと結婚したんだろう?」と娘は思っていたというのです。衝撃。
なんで?なんで?
わたし、そんなに嫌な母親だったのだろうか?
でも、もう遅い。母親はもう終わったのだ。
今度はあなたの番。



 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?