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日々のおとしもの

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ふとした瞬間のあたしの人生に必要だと思ったmemo的な.
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ゴールテープ

職場までの坂道をいつも通り自転車でくだっていたら、 クラクションを鳴らされた。この間も鳴らされて、 確かにあの日は水たまりをよけて車道にに寄ってしまったから、 申し訳ない気持ちでいっぱいだったけれど、 今日はそれも気を付けていたのに、、、と思った瞬間、 乗っていたのは漁協でお世話になっているお父さんだった。 クラクションは鳴らされたのではくて、 鳴らしてもらったんだった。 別に何せず通過してくれても良かったのに、 精神的にあまり元気ではない今のあたしには暖かすぎるこころ配り

濁点

台風が通りすぎた次の日は 朝も風が冷たくて、下り坂ですれ違う風は、 少し寒いとさえ思った。 チェーン取り替えたての自転車で 町にひとつしかないスーパーに 寄ったあとの帰り道、 20時前の道は真っ暗そのもので、 自転車の無灯火が 良くないとされる意味がはじめて解かった。 帰りのピークは大体16時を過ぎたころから 18時半くらいまでだから、 車の通りも比較的少なくて、 たまに、真横を横切る車は ハイビームを装備していることが多い。 真正面からの車は私の存在に気が付くと それを

潜在意識との戦い方

あたしは負の感情から潜在意識に訴えかける戦法をとる。 正直お勧めはしないけれど。 出来る範囲であるのであれば、挑戦してみるのもひとつだとは思う。 でも、もう一度書いておく、一切お勧めはしない。 例えばココ2年程、ショートパンツを履かなくなった。 何故かというと「太った」から。あとは「重力に負けだした」から。 出来るだけ高いヒールをカンカンと鳴らしながら、 ふんわり系のシルエットの衣装を無意識に選択していた。 そうすれば気にしている 「むくんだふくらはぎ」と「太めの足首」は

10:33分発の普通電車

9:52発の普通電車まで、あと20分以上もある。 稲刈り機の音と、大橋トリオさんのBGMで、 正面から吹いてくる風に浸っていたら、 全身を紺色コーディネートでまとめて デニム素材の帽子をかぶった丸眼鏡の奥様から 「このあたりの方ですか?」 と声をかけられた。 「いえ、隣の町です。」 と、笑顔で応えると、彼女は 「あなたとお話したかったの。」 と、ワクワクというよりはウキウキしている感じで 話を続けてきた。 稲刈りの方法が知りたそうだったので、 一週間前に覚えたばかりの方法を少

書き残したくなかった話。Ver.3

気がつけば、8月は終わりの田圃のあぜ道は赤くなりかけている。 オレンジ色の花の香りの気配はすぐそこでしているけれど、 私の嗅覚では、あの懐かしさは、まだ感じとることはできなかった。 報告を約束したはずの彼女からは 催促のメッセージはもちろんこなかった。 半袖でも暑かったあの季節からは想像ができないくらい、今はもう肌寒い。 あの約束をしたころの、ふわふわ浮いていた自分が、 数日間でこんな風に変貌するとは夢にも思ってみなかった。 やっぱり、人生は予想ができないものだと思う。

君のことをどれくらいすきなのかを語るのに、制限時間をください。

何が正しいか。なんて、私ときみで決めてしまえばいい。 赤ワインを辛めのジンジャーエールで割った ワインベースのカクテルが私の手元に運ばれてくるのは、 もうこれで3回目だった。 定期的に集まる今日のメンバーは私をよく知る友人たちで、 毎回、それぞれの職場の話か、 各自の恋愛のすすみ具合を報告するような会になっている。 メンバーの半分が三十路になってもなお、 サラッと集まれてしまうのは、 「結婚してなくてよかった」 と呪文のように繰り返される言葉の通りだ。 たいてい場合、その場

#とは 現象

「すきなもの」に徒然となぐり描きをしてもいいなんて、 なんて素敵な企画「#とは」。 あたしが愛でるのは「にほんんご」。 いつにも増して、あたしはあたし専用の比喩をつかいたい。 noteのクリエイターさんは 気がついてるかたも多いと思うのだけど、 「にほんご」ってほんとに美しいの。 げんごなのに、designできたりするところが、さらにすき。 「あお」 だけでもたくさん表現できる。 あお、アオ、青、蒼、藍、碧 みえてくる情景は、 ほんのわずかなあたしの采配で大きく変

君以外の全世界の人には君のことが好きだって云える。

頭を冷やすために、 誰も入っていない河に足だけ突っこんだ。 岸から見える水深は深く見えていたのに、 案外浅く、穏やかに見えた河の流れは、 思ったよりも勢いがよかった。 風が解かるところで、話がしたかったから、 鴨川沿いでハイネケンのプルタブの音を鳴らす。 初対面すらも関係なく、 本質の近いところで会話ができるのは とても気持ちが良いことだった。 大げさかもしれないが、 久しぶりに、私は私の声を聞いた気がする。 2年ぶりに会った2つ年上の友人は、 5つ年上の友人とやって

悪戯を考えるみたいに、未来を妄想する。

作り置きサラダと、 クリームチーズのパンを食べて、 お皿を洗って、珈琲を入れている間に パソコンを起動した。 「ごちそうさま」 と言ってから、 そんなに時間が経っていないような 気がしているけれど、 昨日寝付く前に 「明日は朝起きてnoteを書くんだ!」 と、潜在意識に刷り込んだから、 スルッと文章が書けているのだと思う。 私にはこの方法が一番合っていると思う。 無理にデットラインを決めずに、 潜在意識に「やりたい!」 と思いこませる方法。 もともと鬱になるくらいなの

天王星人(+)零合星人の方々、今日しんどくなかったですか?

これはきっと「停止」の襲来に違いない。 天王星人(+)にとって今日はそんな日だった様子。 おかげ様で今日は鏡に映る自分の顔が 正直誰だかわからない。 あたしの場合は零合星人でもあるから、 急にお湯が沸いたかのような ハイテンション状態「達成」がやってくる可能性が高い。 一番重要なのはこの「停止」をきっかけにして、 泥沼に入り込んでしまうコトがあるから、 これをまず阻止する。 「今日は停止の一日だったから、思うように進まなかったんだ」 という今日の反省を 他の物事に飛び火

うさぎとりすと時々ハリネズミ

自作でパソコンが作ることが趣味だという彼が 見かけとは全く一致しない、 メルヘンチックな直方体の箱をもってきてくれたのは お昼休みに入ったくらいだった。 側面の正方形の面には「HAPPY」と書かれていて、 何処で手に入れたのかを聞いてみると、 近所の100均らしかった。 それを選ぶ彼を想像するだけで、 なんとなくふんわりした気持ちになる。 昨日1日、仕事に付き合ったお礼と 今日が上司が誕生日ということを聞きつけて、 どうやら作ってくれたらしい。 箱の中に規則正しく並んでいる

お昼前におなかが空いてしまうから、朝ごはんは6時に食べる。

おかげで、昨日は22時までには確実に就寝していたし、 今朝は3時30のアラーム1発目で目が覚めた。 丁度いい睡眠時間は変な夢を見ないから、 とても頭がスッキリしている感じがする。 朝から2時間も何をしていたかというと、 とりあえず、30分はTwitterを散歩して 気になるnoteを訪問していた。 ここで、自分の歩いている道が 間違っていないのかを確認したりしてる。 一般的に当てはまらない人生の選択肢を 選択するということは やっぱりそんなに簡単ではないし、 案外そんな人が

ことわざ辞典を図書館でかりてこよう。

「次の日に仕事を回すのは良くない」 とされるのは、 日中に適当にサボっていたり するかもしれない人に 向けられたフレーズなのであって、 21時以降に仕事をするのは きっとナンセンスなのだと思う。 出社時間が昼の3時とかなら 別に問題ないのかもしれないけれど。 昨日Twitterを散歩していると、 「夜に明日の予習をして、次の日の仕事は朝するのが良い」 と書いてあった。 それから 「睡眠時間を8時間以上に増やしたら、やる気が復活した」 とか、前向きなフレーズ並んでいて

あの頃のあたしが詠んだら少しは気が紛れるだろうか。

今日も、独りになった瞬間に、 ぐっと心臓のあたりが 押さえつけられるような気がした。 この現象は私にとって「偽り」の状態で、 自分の意思を 自分自身で否定している時に起こる あの現象だと思った。 病んで心がおかしくなった人に、 「正常に生きてゆけ」 なんてことは、 私の知る限り、 たぶんほぼ皆無で、 正直、 今日も私は、 心臓のあたりを ぐちゃぐちゃにされるこの感覚を どうやってやり過ごすか。 しか、 考えていない。 「治そう」 なんて無理強いをするから、 また余計に悪