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【手記】金、愛


◾︎金は愛に擬態する


愛は古くから この宇宙に存在している。
繁栄する為、共に生き抜く為、
感情を育む為、健やかに育つ為etc...
そうして何十億年もこの地球を育んで来た。宇宙が与えてくれた「自然」である。

対して、お金なんぞ人類がつい最近作ったルールに過ぎない。
そのクセ、いっちょ前に愛や希望を支配するのだ。
人はお金持ちを好きになり、お金のない人を嫌う。こんなことを言うと
「私は稼いでるから金のある男を好きになったことなんてないわ♪♪」
などと抜かす「わからず屋さん」が営業をかけてくるが、そんな人達も「金の切れ目が縁の切れ目」という思想を持っているに違いない。大前提として、恋人だけではなく友人間や家族間にも「愛」は存在している。
「金」はいつも「愛」に擬態して人を騙すクセに、自分が危うくなると「愛」をいとも簡単に断ち切る。これは、実に恐ろしい性質である。

◾︎愛は金じゃない


金から離れた経験のある人でないと、本当の愛に触れることは難しいように感じる。
私は金という存在に違和感を感じながら、20年以上生きてきた。大金ではないが、そこそこの金を手にする時期があった。しかし、金があると「金があるから夢を作る」といった思考が生まれる。本来は「夢に向かって金を作る」という順序だった筈なのに、人は欲にまみれると、無理やり夢を作り出す。
これこそ「欲望」の表れだ。「欲望」はあまりに厄介なもので、ループに陥ると欲望が欲望を産み続ける。この世に蔓延する「欲望」は金で解決出来てしまうものばかりで皆、ソレをする。その為、本質的な愛に向き合うことが難しくなっている。尚悟が考える「愛」は金が無くても成立する。明日世界が終わると仮定して、最後に一緒にいたい人がいるのなら、そこに「愛」が存在している筈だ。「愛」は1円たりとも「金」を踏み込ませない。しかし皆、それを忘れてしまっている。だからお金は私にとって非常に厄介な存在なのだ。


◾︎ルールと生きる

人類史上最大の失敗は、「通貨」や「宗教」といったルールを作ったことだ。ルールがあると争いが生まれる。尚悟は その人間の失敗作である「ルール」を誰よりも愛している。万物を観察し、共通点を探し法則性を見つける。常にルールを探しているのだ。つまり、私は誰よりも「失敗を繰り返している人間」なのだ。だから、成功を繰り返す。矛盾が起きているが、この世の美しい結論には矛盾がつきものだ。この文章を読んだ人は混乱すると思うが、これで正解なのだ。矛盾が同時に存在する地点こそ、真理であり、0なのだ。なのでこの矛盾行動を繰り返した末に辿り着くのは「矛盾」である。尚悟はそれを死ぬまで繰り返す。 それが運命であり 洞察 である。今回は金のおかげで愛の本質を再認識できた。結局、金に世話になってしまったな。

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