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KADOKAWAの『メイキングオブ乱』の制作裏話を新潮新書「黒澤明に聞いたこと」川村蘭太著に発見した。

著作権者しか持ちえない編集権を主張したと書いてある。
1円の製作費も出していなかった黒澤エンタープライズに編集権があるとした法的根拠が何処にあったのか?未だ謎である。
黒澤監督はこのやり方に反対した、とも書いてある。

『乱』撮影現場記録ビデオ素材は全部で150時間にも及ぶ。
著作者兼著作権者は、実際に創作に携わり費用を負担したカメラマンと録音担当の2人だ。その後カメラマンはその権利を録音担当だった河村光彦に譲渡した。
収録ビデオの録画形式が旧式で、再生機が製造中止になっている。消費者金融で借りて何とか河村がデジタル化出来たのは、全ビデオの半分以下の70時間分でしかない。
その素材を使って38年越しで完成したのが『Life work of Akira Kurosawa』だ。2022年1月に完成し、2月にウクライナをはじめとする4か国の国際映画祭で受賞したものの、何故か日本国内での上映、放送、配信の目途はたっていない。

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