ことば

Instagramは主に写真を、
Twitterは140字で呟きを、
SNSに投稿する。 

約一年ほど前、ひょんなことからNOTEというSNSを見つけた。
私はInstagramの投稿をする時、たまにとてつもなく長い文で投稿をすることがある。
内容は、お菓子の作り方や休日の過ごし方、コロナ禍で感じた事、BREAKLIVESMATTERの黒人差別問題について、部活についてなど。

SNSに長い文で赤裸々に書くことは、恥ずかしかったり、場合によってはどこかの誰かにぐさっと刺さるような言葉になってしまうかもしれないから、頭を使うし、細心の注意を払うし、時間もかかる。
小さな画面と長いこと睨めっこしてまで誰の得にもならないわたしの言葉をあえて載せる必要ないんじゃ無いかとも思うが、私はそうすることでスッキリすることがある。 


そこで見つけた、NOTEというサイト。
Twitterよりも長い分量で、ブログのように無料で自分の言葉を発信できるSNS。
誰かの心に響けばハートがもらえる。
継続していくとバッジがもらえる。
気に入った作者がいればフォローもでき、芸能人も使っている人が多い。
私はなんとなくのきっかけでアカウントを作って、少しずつ投稿している。

文章はまとまっていないけど、私の言葉を見てハートをくれる人もいる。これは少し嬉しい。

言葉ってとても不思議で、この一年、いろんな人のいろんな言葉に助けられることが多かった。
ニュースキャスターの社会に対する温かい一言や、リモートで自宅から発信される芸能人のSNSやLIVEでの言葉。
新聞記事の一節や、読んだ本の文章、歌の歌詞。 励まし合う友達からの一言や、オンライン授業で戸惑いながらも一生懸命な先生方からの言葉。
全てが前向きじゃなくても、ふと考えさせる言葉が多かった。

 自分の中でも、部活で人前に立つことが増えて、言葉選びに苦戦することが多くなった。
一回一回の連絡LINEにも精を絞り、頭を抱えて、たびたび疲れていた。
深く考えずにポンポン打てる人は羨ましいが、私は、そういう少し無神経な言葉に傷つけられたことがあるので、言葉を慎重に考えずにはいられない。

日頃から思ってることを言葉にして、文章にして、発信できるNOTEに投稿された、
今日も何処かで同じ地球に生きている人の文章
に出会うことは、
面白く、たくさんの価値観に出会うきっかけになった。
大学受験の合格体験談や、失恋した女の子のエッセイ、働く大人の日常や、主婦の不満話。
どこかの誰かの人生を垣間見ることができる。

私の言葉も、どこかの誰かに届いて、こんなちっぽけな人間でも、誰かの笑顔を作ることができたらいいなと思うようになった。

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