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不機嫌は罪である。本当に罪なのか。

ここ最近、3日間くらい、ちょっと事情があって、
普段より2時間くらい早く起きる日が続いてるんですけど、
夜行性&夜更かしな暮らし方が身に染み付いてしまっていて、
1日の時間配分が上手にできず、
お子様並みに早い時間に眠くなってどうしましょう、と焦っております。

幼児が眠くなったら、不機嫌になるのと同レベルで、
どんどん自分が不機嫌になっていくので、
こりゃあアカン、さっさとnoteを書かねば。
と、本日のテーマは「不機嫌」にしようかな、と思っていたのだけど、
もうすでに不機嫌だから、
こういう時に頭使うと、あまり良いことにならないな、と思って、

「不機嫌」つながりで、テーマをちょっと方向転換してみました。

人間の最大の罪は不機嫌である。

ーヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(文豪)

人間の最大の罪は不機嫌である。という名言を残したのは、ゲーテ。
このゲーテの名言を、わかりやすく、
実践的に実用的に腑に落ちるように説明してくださる本が、
齊藤孝さんの『不機嫌は罪である』です。

不機嫌は、罪とまでは言わないが、
少なくとも、人のせいでは無くて、
あなたが不機嫌になっているのは、
100%あなたの責任だ、と、思う。

不機嫌は、相手への強い影響力を持つだけでは無く、
自分の心身を蝕んで、さらに悪循環を起こしていくんですよね。
体調も悪くなるし、脳にも悪い。

他人を巻き込むだけでは無く、誰より何より、
自分の心身に甚大な損と被害をもたらすのが、
「不機嫌」なんだけど、
それについて、知らない人ほど、すぐ不機嫌になって、
相手を責めたり、非難したりするんだよね。
それを見てると、罪、と言うより……
…おっと、不機嫌がバーストするぜ。ゲーテに戻ろう。

自分の心を支配できぬ者に限って、
とかく隣人の意志を支配したがるものだ。

っていうのも、ゲーテの名言。

私は、不機嫌自体は、罪ではない、と思う。
不機嫌になるのは、人間の自然な反応だし、
生まれたての赤ん坊も四六時中不機嫌だ。
不機嫌が罪である、っていうのを丸ごと文字通り捉えるなら、
人間は産まれながらに罪を背負っている、
人類原罪説になってしまう。

不機嫌は、罪というよりは、未熟。と言った方がしっくりくる。
自分の心の扱いを知らずに、それを他人のせいにしたり、
コントロールしようとしたりするのって、
その、赤子の状態から、心が育っていないように見えるのです。

それは、他人への甘えで、
自分で自分のことをなんとかできないから、
他人になんとかしてもらおうとする姿勢で、
本人は、相手の優位に立っていると勘違いしていい気分になっているけど、
本当は、赤ん坊がゆりかごで揺らされているのと、
大差ないように見えるんだよね。

その場合、揺らしている大人は、
無償の愛をその人に注いでいる肉親ではない場合が多いから、
ゆりかごを揺らし続けるのに疲弊していたり、
困憊していたりすることが多いのだろうけど。

不機嫌は、甘えである。
だから、甘えて良い関係の場合には、
たまには不機嫌になってしまっても、いいと思う。

ただ、その、あなたの不機嫌を受け止めてくれた
その人の愛にちゃんと気づいて、
後からごめんねとありがとうを言えたなら、
それはそれで、素敵な愛のカタチだと思う。

不機嫌を、愛を確かめるのに使ってはいけない。

ただ、1つだけ、注意した方がいいです。

「私が不機嫌になっているのに、相手は何もしてくれない!」

って、思ったり言ったりしている人は、気をつけた方がいいです。

その、あなたの不機嫌は、相手への甘えです。
あなたの不機嫌を作っているのはあなた自身だし、
あなたは、誰かに不機嫌を向けるたびに、
その人に向かって、
「私を愛して!!!!私はあなたを愛している!あなたが必要なんです!」
と、ラブアピールをしています。ストリップ並みに。
でも、相手に届くことはありません。
あなたが、その方法で伝え続ける限り、
あなたの愛は伝わりません。

相手の愛を確かめるのに、不機嫌を使わない方がいいです。
相手は逃げていきます。あなたへの愛が尽きた時に。
 

さぁ、不機嫌が罪なのか。不機嫌になることが罪なのか。
それとも、諸悪の根源は、そもそもの愛なのか。

愛なんだろうな、って、私は思います。

愛が罪なら、生き物は、全て、産まれながらに原罪を背負っているってことで、まぁ、それはそれで、清々しいかな。なんて。


今のご機嫌は、いかがですか?


それではまた。
すみぃ でした(^^)


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