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七夕の願い事は、時期より内容が大事って、知ってた? (寄稿記事転載)

7月がやってきます!!
今年は、一年の流れ方の感覚が、いつにも増して早いです。
 
というわけで(どういうわけ)

月に一度の、コラム記事の転載コーナーです。
では、本編をどうぞ。

そもそも、なんで七夕には願い事を書くの?

7月のことを「文月(ふづき)」というのは、
この時期に、短冊に歌や字を書き、
文芸や書道の上達を願った風習から、らしいのですが、
他にも結構諸説あって、面白いです。

これから、徐々に暑さが増してきて、
疲れがたまりやすい季節になっていきます。

心と身体を整える歳時記。
今月は、七夕についてご紹介します。

たなばた、といえば、
一般には7月7日ですが、
なぜか北海道では、8月7日という地域があったり、
函館の方では、「ローソクもらい」という、
ハロウィンそっくりの風習があったりと、
なんだか、七夕は各地でいろんな説や風習がバラバラで、
こんなにもバラバラで謎が多い伝統行事は、結構珍しい方なんじゃないか?
なんて、調べていて思いました。

一般的に、七夕には、短冊に願い事を書いて笹竹に吊るす、
というイメージが定着していますが、
よくよく考えると、

なぜ、誰に向かって、なんのために願い事を書くのか、
って、結構謎じゃないですか?

なぜ、七夕に願い事をするの?
叶いやすいの?
誰がどうして、どうやって叶えてくれるの?

織姫?彦星?
あのレジェンドオブ遠距離恋愛の二人は、
自分たちの逢引に必死で、下界の願い事とか、余裕なさそうじゃない?!

と、思って、調べてみたら、とっても面白いことがわかりました。

笹は魔除けの力をもっている聖なる植物だった。

一般的に、短冊を飾るのは、笹竹とされていますが、
北海道では竹林は自生していないので、
私は、竹はホームセンターで買うもの、という認識でした。

大学時代に九州に旅行に行った時に、
普通に竹林があって、マジでびっくりしました。
あんな、竹取物語みたいな風景、
普通にあるとは思ってませんでした。

竹って、成長力がものすごいらしいですね。
あのまっすぐに天に伸びてゆく姿から、
竹には特別な生命力が宿っている、
と考えられ、暑さで身体や心が疲れがちなこの季節、
魔除けや厄除けの意図をもって飾られたり、
笹竹に願い事を書くと、天に届く、と考えられたそうです。

また、笹には、実際に抗菌の効果があることから、
食べ物を雑菌から守り、腐りにくくするためにも、
この季節は、竹は重用されたそうです。

五色の短冊に何を書く?

さて、
その竹に書く願い事。

実は、願う内容によって、
短冊の色を使い分けると良い、ってご存知でしたか?

五色の短冊はそれぞれ、
儒教で説かれる五つの徳を表しています。

色と五つの徳の対応は以下の通り。
 
青(緑):「仁」徳を積むことや人間力
赤   :「礼」先祖や親、師匠への恩(感謝)
黄   :「信」縁ある人々からの信頼
白   :「義」自らを律し、義務や決まりを守る
黒(紫):「智」思いやりの心から生まれる知恵 

笹で身を清め、
普段の自分を振り返り、
自分に必要な「徳」、身に着けたい「徳」は何だろう?
と考えて、
 
身につきますように。
と、願い事を書くんですね。

なんというか、
フワッと願い事を書いていたこれまでの七夕が、
ちょっと恥ずかしくなるくらい、
真面目な由来で、調べた私もびっくりでした。

あなただったら、何色の短冊に、どんな願いを書きたいですか?
 


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