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1魔術師:まずはやってみる実験者

<やさしいタロットカード解説シリーズ>
意味を覚えていなくても、その日から占えて、
占いやぬりえを楽しんでいるうちに、
知らず知らずのうちに、タロットの世界に親しめる
新感覚ぬりえタロット「やさしいタロット」を
一枚ずつ簡単にご紹介するシリーズです(^^)

1魔術師:まずはやってみる実験者

机の上に、いろいろなものが載っています。
何に使うものなのでしょう。
そして、彼は、何をしているのでしょう?

あなたの、「魔術師」のイメージはどんなイメージですか?

魔術師・THE MAGICIANは、現代的には2つのイメージがあります。
 
魔術師、マジシャンという言葉から連想する職業は、
現代では、パフォーマーでアーティストです。
このカードをよく見ると野外に机が置かれていて、
外か、人前?であることがわかります。

もう1つのイメージは、魔術師、という言葉が産まれた起源の時代、
現在の科学者や研究者、医者の礎を築いた人たち。
彼らは、「錬金術師」と、呼ばれていました。

見えない世界や未知の世界を理解し、活用してゆきたい、という衝動に従って、
あらゆる実験を繰り返してきた人類の歴史。
「植物はなぜ、成長するのか?」
「星はなぜ、動いて見えるのか?」
「人間はなぜ死ぬのか?生きるのか?」
「生命とは、どこにあるのか?」

その、飽くなき探究心は、後の世で
植物学になり、生物学になり、
化学になり、天文学になり、
哲学になり、心理学になり、医学になり、
人類のあらゆる方向での飛躍的な進歩の元になりました。

でも、今の時代でも、新たな技術の研究実験には、
莫大な費用がかかるように、
彼らも、研究を続けてゆくためには、
お金を稼ぐ必要があったのかもしれません。
 
今の「でんじろう先生」や有名なマジシャンのように、
科学実験やタネのあるマジックを、
広場や往来で披露しては研究費を稼ぐ、
大道芸人のようなことをしていた、
そんな時代も、あったのかもしれません。

生命を作り出そうとして、人体実験を繰り返したフランケンシュタイン博士のように
マッド・サイエンティスト、インチキマジシャンと、
世間の冷たい批判にさらされることもあったでしょう。

それでも、実験と探求はやめられない。
理解したいという衝動に従って、
行動を続け、切り拓くもの。

彼を突き動かしている衝動は、
どんな衝動なのでしょう。
 
まずは、やってみないとわからない。
試行錯誤と実験を繰り返して、
そこから次の道が見えてくるんだと、
信じて進んで行くのです。

<タロットとの会話を促す 魔法の質問> 
「何から始めますか?」

学びを深めるちょこっとヒント


生命の樹:ケテル⇄ビナー
 「全てがあるところ・全知全能」と
 「理解・構築」をつなぐ道

机の上に載っているものは、
カップ・コイン・剣
そして、手に持っているものは、棒(ワンド)です。
 
その昔、錬金術師は、世界のあらゆるものは、
いくつかの元素の組み合わせでできている、と考えていました。
 
実は、このカードに描かれている、
「カップ」「コイン」「剣」「棒」が、
それぞれ、その元素を表しています。
 
この4つの元素についての世界の広がりと可能性を知ること、
それが、このカードの持つ「未来への可能性」が、いかに壮大なのかを理解する助けになります。


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