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陰キャラが幸せになる方法(3)

このnoteは、シリーズです。
最初から読みたい方はこちらから↓
 
人付き合いが苦手だけど、友達が欲しい人に忘れて欲しくないこと
陰キャラが幸せになる方法(1)
陰キャラが幸せになる方法(2)

学級でも社会でも、なんだか浮いちゃう、
みんなと同じことが出来ない、
みんなと同じにやろうとしてもうまくいかない、
そんな人へ送る処方箋。

よく言われるけれど、具体的に何をやればいいのかわからない、アレ。
今更聞けない、綺麗事の実態。ハマりがちな落とし穴。
そして、落とし穴を避ける対処法を、私なりにまとめています。

今日は、昨日までの
(1)ありのままの自分を受け入れる
(2)出来ない自分を許す

に続く、三つ目。
(3)好きなことをする
について書いてみます。

(3)好きなことをする

一言で「好きなことをする」と言われても、
「そんな簡単に出来たら苦労はしないんだー!」
っていう人もいると思います。

お金・時間・仕事・人間関係、いろんな壁にぶち当たりますよね。
出来ない理由がわんさか出てきます。

でも、ここで言う「好きなことをする」って、
ほんの小さな小さな日常の些細なことから、
人生に関わる大きなことまで、
全部一緒くたになってます。

今回は、いますぐ取り組み始めることのできる、
「小さなこと」の方面から切り取ってみます。

不機嫌は罪である

「人間の最大の罪は不機嫌である」
と言ったのは、ドイツの詩人、ゲーテ。
日本では齊藤孝さんが「不機嫌は罪である」という書籍を出しています。

不機嫌の反対は、上機嫌。
日常の小さな、些細な「好きなこと」をする、
と言うのは、言い換えると、「自分で自分をご機嫌にすること」です。

<ご機嫌でいること>は、心身に様々な方向から良い効果をもたらします。
こればっかりは、スピリチュアルだけじゃなくて、
科学的にも医学的にも、しっかり証明されている事実です。

笑顔でいること、笑うこと、
ストレスのない状態でいること、
いい気分でいることは、
心や身体の健康を保つ上で即時的にも良い効果があります。

ですが、今回は、長い目で見た
「幸せになる心の基盤を育てる」という観点から
この「好きなことをする」という文言を掘り下げてみます。

・代表的な方法

*「気持ち良いこと」「上機嫌になること」「ときめくこと」を選択する
 日常の小さなことから始める、というのは、
簡単なことから始める、という意味の「小さなこと」というだけではなく、
「細かいこと」という意味の「小さなこと」だということは、
見落とされがちなんじゃないでしょうか。

 普段着、部屋着、朝食、昼食、飲み物、小物、文房具、消耗品。
日常、当たり前に、何気なく使っているもの、選択しているもの、
普段触れているもの、毎日目にしているもの、その中に、
「気持ちよくもないし気に入ってもいないけど」
「もったいないから」「あるから」「まだ使えるから」
という理由で使っているものはありませんか?

目障りだったり、気に入らなかったり、むしろ不快に思ってたりするもの、
実は、日常の小さなところにいっぱいあります。
それらを一つづつ、置き換えてゆくんです。

それは、断捨離、とか、贅沢、とか、というよりも、
「自分の心地よさ、自分の幸せ」のために、「選択」していい
という許可を自分に繰り返し出してゆく行為です。

世界に合わせて自分の形を変えるのではなく、
あなたが欲しい世界のピースを、自分で集めて良いのだと。
不快なものは排除し、選び直して良いのだと。

そういう、メンタルレッスンです。

*他者評価に左右されないで自分の機嫌を良くする方法を身につける
 「自分が良い気分になる方法」を、
できる限りたくさん書き出してみます。

中には、「褒めてもらう」「誰かに甘える」「賞をとる(認められる)」
などの、他者が関わるものもあると思います。
それも、大切な自己肯定感を上げる要因ですが、そればっかり求めると、
近年、問題になっている「イイね集め」や「SNS依存」になります。

誰も見てくれなくても、誰にも評価されなくても、
多少お金がかかっても、時間がかかっても、
許されるなら何時間でもやりたいこと、やっちゃうこと、
一人でも自分を満たせること、イイ気分になれること、
そういう「趣味」「ツール」を、できる限り増やしていきます。

無くてもいい、探せばいい。
探すこと、それが、自分のために時間とお金を使うことです。

*嫌なことはしない、エネルギーを下げる物事を排除していく
 そうして「好きなこと」を探し始めると、
時間やお金や体力が有限なことに気がつきます。

最初は、時間もかからず、お金の負担もないものから徐々に置き換えていって、「ご機嫌を選択する」メンタルとセンスを磨きます。

それに慣れてくると、「ご機嫌ではないもの」も、見えてきます。
不要なもの、自分を削るもの、それを排除することは、
マイナスを無くすことで、全体としてプラスになっていきます。
ここも、小さいことから。

勇気がいるような大きな断捨離は、やる気とタイミングが熟した時でいい。
「嫌なことをやめる」は、日常を大きく変えます。
なので、勇気と行動力が必要なことが多いです。
怖い、それでも、変えたい。そう決意した時に、やればいい。
時に、怖くても、やりたい、と、思うなら、やればいいんです。
結果は期待しない。やりたくないからやめる。それだけ。

・落とし穴

「結果や効果を期待する」
 好きなことをすること、いい気分でいること、
やりたくないことを辞めること、
それらは、その行為そのもので完結しています。

「好きなことをすると、幸せになれる」
「いい気分でいるために、大きな買い物をしたら、幸せになれる」
「やりたくない仕事をやめたら、人生が拓ける」

そんなことは、無い!です。

好きなことをすると、いい気分だから、好きなことをする。
悪い気分や普通の気分よりも、いい気分でいたいから、そっちを選択する。
やりたく無いことをやめて、他のことをしたいから、辞める。

ただ、それだけのこと。
神頼み的な効果も、引き寄せに直結する確約も、ありません。

むしろ、効果とか、不確定なものを期待して、
怖さや負債や罪悪感を背負う方が、逆効果。

やりたいから、やる。以上。
それが、「好きだからやる」「好きなことをやる」の真実です。

「怠惰に過ごすのと、好きに過ごすのは別」
 「好きなことをする」って「楽」することではないです。
自分が心地よいように、考えて、選択して、
お金や手間をかけて、自分のご機嫌を自分で良くしていく。

本気で「好きなこと」をしようとしたら、
そりゃ、絶対に、やりたくもない事をする時より、
むしろ時間もお金も労力もかかる場合が大半です。

「好きな事をする」って、
自分のためにエネルギーを使う事。
自分以外の雑多なことに散って消耗していたエネルギーを、
自分に戻してゆく作業。

自分に勤勉になることです。
ここを、履き違えてはいけない。
ここを履き違えると、ただ、ウワベだけ華やかに見せたり、
余裕があるように見せたり、SNSでキラキラしたり、
一過性のお祭りのような消費を食いつぶして、
後には何も残らない貧乏になります。

・対応策

 私自身もね、経済的に決して豊かなわけではないので、
偉そうなことは何も言えないのだけど、
でも、10年前の自分と、今の自分を比べた時に、
自信を持ってはっきり言えることは、

お金と時間はめっちゃかけちゃったけど、
今、自分の幸せの基盤にあるものは、
「モノ」では無く「自分自身」だ

っていうこと。
私は、決して消えない財産を自分の中に育むことができた。
それが、「好きな事をする」の継続と小さな積み重ねの先に育つ、
かけがえなのない、「自分」。

*自分に投資する。受け身の消費ではなく、投資
 つまり、「好きな事をする」は、
自分の中に、幸せの自家発電の仕組みを育てることです。

お金がなくても、時間がなくても、体力がなくても、
パートナーがいなくても、理解者がいなくても、
自分一人でも、幸せになれちゃう、幸せを感じられちゃう、
そんなメンタルを育んでいく。

自分のためなら、なんだってやってやるよ、っていう、
自分で自分を幸せにする力。

それを、じわじわ、小さいとこから、コツコツやるんです。

毎日使う、マグカップ、お気に入りですか?

本気で自分のために選びましたか?

本気で自分を幸せにしてあげよう、
そのために、お金と時間と労力を使うんだ。

それが、「自分に投資」です。

それをすることで、自分に何かが残り、自分が育ってゆくもの。
何も残らないものは、「消費」です。
むしろ自分が削られるものは「浪費」です。

*逃げる前に、排除する前に、どうやったら楽しくできるだろうか?の問いをしてみる。
 ここまで読んで、
「消費と浪費じゃなくて、投資って、難しくて良くわかんない」
って人もいると思います。

厳しめの調子で書いたので、
「しんどいから辞めたい」「辛いから逃げたい」
と思っていたけど、
だけどそれって、「好きな事をするため」じゃないから、
じゃあ、逃げちゃダメなの?
って思っている人もいるかもしれません。

好きな事、ときめく事をしようと思っても、
そんな事、考えられないくらいに、心と身体が消耗しちゃってる人も、
いると思います。10年前の私がそうでした。
そういう人は、本当に、小さいことから始める事をお勧めします。

あとは、
逃げる前に、排除する前に、
「見方を変えてみる」というのも、お勧めです。

どうしたら、もっと楽しくなるだろう?
少しでも、ご機嫌でやるには、何を足したらいいだろう?
そんな問いを自分にしてみたら、
ちょっと見え方、感じ方が変わって、案外好きになれたり、
ご機嫌になれたり、するかもしれません。

自分のための創意工夫の可能性は無限大。
これって、人生を楽しむ極意だと思います。


陰キャラが幸せになる方法(4)へ続く。

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