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Coupe du Japon MTB 2022 美山 観戦記 その1

前戦一里野が六月前半の開催。それからすると3ヶ月も期間が空いての後半戦の開幕となりました。本来であれば7月第四週末にNational Championship が開催されるのが常であり、更に例年であればその後、八月中に一戦開催されてシーズンの継続感を醸し出すのですが、全日本が年末に飛び、八月開催もなく、がっつり3ヶ月空いてしまいました。

その間ワールドカップや世界選手権もあったのですが、日本選手についてはほとんど文字観戦。また、期待の選手達のDNSも続き、集中力がちょっと切れました。(笑)

文字の活動も再開です。

Coupe du Japon MTBは、ここ京都・美山を終えて、残り山口・深坂と熊本・吉無田の二戦のみ。最終戦に向けてチャンピオン争いを盛り上げていく流れです。が、こんな時に限ってもういろいろわたわたしてます。

心太。美山、美山と言っておりますが、シーズン当初はゆぶねでした。ですが、ゆぶねでの開催が困難となり、中止になる流れを急遽会場を変更するという対応で開催にこぎ着けていただきました。大変な苦労があっただろうなと、少しだけ開催側の苦労も知る私としても大会関係者には感謝です。

ただ、想定外だったのは同じ京都府内とは言え、地図上右下端のゆぶねから左上の南丹市美山に移ったということ。栃木から考えると550kmのゆぶねから、640kmと90kmも遠くなっていました。さらに70km進めば宮津市(これは単に振りです)。高速とは言え大都市京都を通り抜けるルートが最短で、高速を降りてからの経験のない下道も長い。2時間は余裕を見てスタートするべきなのですが、出発直前まで京都は京都だ思い込み美山がどこにあるかの確認を全く失念していて、なにげに検索してえーーーっと事態に気がつき、XCCに間に合うか焦りました。

ま、平均スピードをxx km/hあげて走らせていただいた(燃費は2km/lほど下がりました)のと、佐久から諏訪までの道程を無料化した和田峠に変更したことで15分短縮。全行程で予定より60分ほどの時間短縮を図り、ぎりぎりではなく少し前に現地到着しました。

ただ、現地はgoogleではたどり着けませんでしたのでちょっと焦りました。google mapに現地周辺の道が道がない!!! なんと最後は地図上に川を渡る点線が引かれる始末(笑)。近辺まで行ってからは、パターゴルフ場という道路脇の看板を頼りにハンドルを切って進みました。ナビに頼らない走行というのも久々でした。

現地に着くと、早速コースチェック。向山シクロクロスコースをベースにしているので、XCCの短縮コースは大きく回って登ってって、一段一段を水平に行ったり来たりしながらおりてくる。シクロクロスにありがちなくねくねではあるものの、こまいコーナーが頻出する訳でもなく、緩く大きく登って、平坦&180°ターンしながらダウン&平坦ゴーというのがベース。開けているので移動はしやすいですね。ただ、XCCで言うとどこでも風景はほぼ変わらないので、出会い頭で良いところを探すことにします。

Day 1 XCC

周回数は9周。3回撮れればノルマ達成と考えれば気が楽です。とりあえずスタート撮ってあとはスポット探しながら出会い頭。

Day 1 XCC Start

戦前の予想(直前エントリー公開による睡眠時間削減と長距離運転のための睡眠時間確保の間の葛藤で、さすがに執筆間に合わず)では、平林安里、宮津旭、北林力の3人での引き合いに、高本亮太、副島達海の846卒業生の2人がどこまで絡むかと見ていました。

短時間(20分)高強度のレースでありつつ、翌日24時間後の90分のXCOレースに向けての回復も計算しなければならないレース故に、全員が全てを出し切るレースでもありません。

が、いやーー、1周目からPAX旭が抜け出します。リッキーはDNSなので、絡むのはSCOTT安里かと思いましたが一里野同様序盤は下位に沈みます。NESTO詫間啓耀、黒瀬文也、//竹之内悠、大産大タツウミ、GIANT門田基志達が、少し間を置いて追いかける展開で、追いつこうとする流れはありません。このあと2位以下の選手間ではそれぞれに順位を入れ替える意地の張り合いはあるのですが、旭と後続の間隔は開く一方です。

XCC 宮津旭 XCCなのにこの後ろは全く来ないんだってば

結果、展開もあったものではなく、後続を30秒も離す圧倒的な走りで旭が20分のレースを制します。2位はtop5に食い込みつつあるタツウミが後半一気に上位に食い込んできた安里との一騎打ち勝利、3位は2位まで上がりながら終盤の登りのワンミスでタツウミに先行を許した安里が入りました。

今回、Sony α7 ivのCJデビュー戦となった訳ですが、正直なところまだ、使いこなせていないです。旭が1周目の帰ってくるところでシャッターおりず???なトラブル。更には突然露出が落ちて真っ暗画面。他にも、フォーカスポイントが勝手に動いたり、ハーフからの押し込み力が重くて思う所でシャッターを切れなかったり。また、α77iiがAPS-C機で焦点距離が1.4倍換算になるので、今回100-280mm相当からレンズ本来の70-200mmに守備範囲が変わったこともあって、もう少し遠くが撮りたいというのも出来なくなってます。これは経験しながら原因を掴み対策して慣れていくしかないのですが、順応力の衰えをひしひしと感じています(笑)

ただ、何も考えなくても新機種にしての良いことはたくさんあって、一番感動したのは赤とオレンジのジャージがまともに撮れるようになったこと。これはホントにうれしい。緑バックの赤・オレンジが潰れてしまう現象から解放されて、心置きなくPAXジャージが撮れるようになりました(笑)。これはまじうれしい。後処理でもこの潰れた感じは直せなかったんですよ。むふふ。

あと、70-200mmレンズでの10m程度の近距離での動体撮影でもかっちりピントが来るようになったこと。これで顔のアップを撮ることも出来るようになります。今回はそういうシーンはあまりなかったのですが、これは前回白馬で実感してほくそ笑んでおりました。同じレンズでもカメラ本体が進化するとこうも違うのかと驚き桃の木山椒の木(せんたっき🐷ともいう)です。

一度捕まえたら離さない追従性能は全員撮りの敵なので即殺しましたが、画面全体の端に行ってもずっと捕まえ続けてくれるのはすごいですね。瞳AFも速攻で顔を捕まえます。技術の進化はなめちゃいけません。

EX.Fineモードの容量が激増で、1回の撮影で256GBでもいっぱいになってしまう事が判明。Fineに落として撮ることに。連写枚数にも大きく影響するので、ダーーっと連写が必要な序盤と、ポツポツやってくる後半でモードを変えることも視野に入れる必要があります。いずれにしても1回で0.3Tを越えられるとちょっときついですね〜(笑)

XCCレース終了後はその日の成果をFacebookに上げるためにメモリー吸いあげしながら宿泊地へ移動。現地はダム湖の周辺なので町が近くにはなく、近辺の道の駅を捜索。コンビニを近くに抱える道の駅を選択すべきでしたが、Googleが24時間営業だと言い張ったので道の駅美山にしました。

これは失敗。24時間なんてことはなく18:00で近辺で唯一の店舗は閉まり(笑)、遅めの昼食だったので選手の方々にいただいたお土産をその場で消費して暖かい夕食は抜き。仲間もおらずたった一台の車中泊。夜半まで近所の若者なのかな?バイクでの集合暖気解散がひっきりなしで、寂しいと言うよりなんか眠るのが怖かったっす(笑)

ネタで宮津市まで行って朝日を拝んでしまっても良かったかなと思って後悔(笑)

Day 2 XCO

開場7:00とあったのでそれに合わせて入場。前日フルコースを下見できていないのですぐに試歩開始。高低差があまり取れないコースなのでやはり今までにないコースの雰囲気。パターゴルフ場を含むほぼフラットなエリアとガツンと登る裏山とに分かれます。

同じチームでクラス違いの人が一緒に撮れるのも試走タイム、って、このチームはほとんどマスターズですね(笑)

総じて踏み踏み系のコースなのだけど、山土ベースの北斜面なので、表面の土がなかなか乾かずちょっと力を掛けるとぬるっとくる。ペース走りでは問題ないが、ここぞという時に踏み込むとずるっと抜けるといういやらしい状態。そこそこ陽があったにもかかわらず路面状態は最後まで維持され、それがレース中、何度かドラマを生み出していました。

私のお尻にも転けた跡をしっかり残してくれました(笑)。

Men Challenge / Women Challenge / Cadet / Open 

第一レースです。2周です。この前にキッズレースがあるのですが、フルコースではないので、これが第一レースのようなものです。初コースで1周目スタートを撮って、そこから移動してどこでトップを捕まえられるか。チャンスの回数を増やそうと綿密に画策してトップを捕まえ損ねると、果てしなくトップが撮れない負のスパイラルに突入。だからと言って余裕をこくと、チャンスの回数が減ってしまい、機材の思いがけないハプニングや、競り合う選手の陰に隠れて全員撮れないという事態に陥ります。

スタート前の風景をこそこそ撮っているのは最悪の最悪を考えた予防策だったりします。(笑) スタートで集団の中でチェーン破断で終わってしまう人もいるので、全員撮りには大事なことなのです。スタートを撮る場所への移動動線の関係で召集の場に立ち会えないときもありますけどね。

今回は、スタートを正面から撮ってパターゴルフ場を回って戻ってくるところを撮り、そこから山に一度登って降りきったところで撮ります。これで1周で3回撮影。レギュレーションで推奨されているクローバー形状のコースなので、あともう1カ所、ゴールより1つ上の段に戻ってくるところにも張り付けば、(隊列が短いことが条件になりますが)1周目4回撮影も可能です。

が、1周目は3回に留めて2周目はの山からの下りで撮ります。ここも行ったり来たりが見られるポイントなので、一選手を3回撮影できます。これは少ない周回でいろんな角度の絵を撮るには好手ですが、逆に悪手にもなり得る撮り方で、巡り合わせでタイミングが重なり、3つのチャンスをそれぞれ撮りのがしてしまう選手が出てきます。この角度だけは全員撮ると心に決めておかないとダメな撮り方だったりします。

男子チャレンジ

一斉 Start

1位 太田 好政 2位 石川 翔 3位 稲葉 誉人

AXな人がまた一人。太田がチャレンジからアドバンスへ昇格を決めました。

AX 太田  Lap 2

AX人口増えてますね〜。1周目前半で集団から抜け出すとさくっと後続を突き放しました。2位でアドバンス昇格を決めた石川とともに吉無田で全日本エリートを目指す流れでしょうか。

女子チャレンジ

女子チャレンジ

1位 川崎 麻美

14.2km/hのスピードはエリート6位相当。マスターズなら3位相当。さてどちら? 

一気に書き上げようと思ったけれど、4000字を超えたのでつづく。

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