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王家の墓にたどりついた話

私の父方の土地が、ものすごい森の湿地帯にある。正直行ったところで、どこがうちの土地か、一瞬わかんないくらいの場所

車で行くのもタイヤパンクしないかヒヤヒヤするような、ぼこぼこした道を走り、ターム(田芋)畑や、大きな木やツルだらけの山道をひたすら進む。

脇道に3つほど、ポツンポツンと拝所(祠のようなもの)があったりする、神聖な場所だ。

想像しやすいのは、千と千尋の神隠しの、父ちゃんのベンツであの神様が住むテーマパークのようなところに行くまでの道を、木のトンネルにしたような場所

といえばいいかな🙄ん?よけいにわかりにくい?🙏

そこへたまに行く理由は、親の土地を見に行く訳ではない。

その森の1番奥まで行くと、拝所があって、その前に池があって、小さな魚達がとれるのだ。教えようと、思っても場所の説明ができないくらい入り組んでるし、私の秘密の、大好きな場所。

県産闘魚やら、グッピー(原種)(初めてのアクアリウム様から画像お借りしてます。)が自然に増えて、沢山そこにはいて、水槽で飼うために数匹だけとるのだ。(実はこの日を境に行っていない、行ったとき、池の水が枯れかけていたから。拝所の下の湧き水は無事でほんとに良かった)

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拝所にその時60円置いて参拝するのだけど(ユタに60円置きなさいと言われ理由わかんないけど置いてる)



夢で、酒と塩と水のお供えをするのもみたので、そのセットも持っていく。

たまたまその日は、妹がついてきてて、森の1番奥に行く手前で、なんかわかんないけど、左側が気になると言い出した。

車を左側に寄せて停めると、

さらに小さく、人だけが通れる森のトンネルのような場所があった。何度も通ったことはあったのだけど、今まで全く気づかなかった。

私は蜘蛛が世界でいちばん嫌いだ。手のひらサイズの女郎蜘蛛が幼稚園児の私の顔の前に、蜘蛛の糸1本で落ちてきて、あまりに目と鼻の先にいた上、それが動いていたので、正直なんなのか分からず、後ろに引いたら、巨大な蜘蛛だった(幼稚園児だったのだ、巨大だ。)というトラウマから、足が多い生き物はとにかく無理。

「えー。ここ行くの?」と聞いたら

「なんかね、行かなきゃいけないかも」と妹

私はたまに視える人だけど、妹はあまり視えるわけではなく、感じる人なのよ。あの子は感覚でわかるらしい。

蜘蛛ぉ。あと、ハブぅ。絶対居そうとおもいながらも、行くことにした。足元がスウェットに靴だったから、まぁ大丈夫よね。と勇気をだして、歩きだした。

少し進むと左側に小さな川があることを知った。凄く神秘的だった。トンネルに沿って川流れてる。チョボチョボと水の音にセミの鳴き声

たまに何匹か、蝶が寄ってくる。私達の中では、蝶は神様の使いだったり、先祖の使い(沖縄の先祖崇拝は7度目の昇天の時先祖が神様になれる為やる)なので、蝶が寄ってきた時は決して無下にしない。意味があるのだ。

蚊に刺されつつ、進むと、右側に大きな石がみえてきた。

おっ、なんかあるな…

妹が立ち止まる。二人で身長の高さくらいあろうかと思われる石の前に立って見てみた。

石には琉球王 ○代目 ○○○ 墓(詳しく書けなくてゴメンネ)

と書かれていた。他にも色々名前か何か書かれていたのだけど、名前が衝撃的すぎる有名な王様だったので、正直覚えてない。

えーーーー🙄🙄🙄

2人声に出して固まる。す、すごいもの見つけたな…てか王様の墓がこんな場所でいいのか🙄首里城は…とわけわからん事を考えていたが

私達がここに来たのも、なんか意味があるんだはずね。と二人で納得。

丁寧に拝んで、しばらく驚きの光景を目の前にしつつ、呼んでくださったことを、有り難く思った。

なんせ、王の祖先はアマミキヨという神様だ。うん、高貴なお方。ご挨拶出来ただけでも本当に嬉しい出会いだった。

その後、小さなグッピーの赤ちゃん数匹をバケツに入れほくほくした気持ちで帰路についた。素晴らしかったねー!と言いながら😌



お金という、回り回って巡り巡る縁。あなたのもとにも、幸せな気持ちで戻っていきますように。