作曲が楽しくて仕方がない

漠然と作曲したいと思っていた。


僕が若い頃からやりたかった創作活動に「作曲」があった。
でもできなかった。なぜか。

それはひとえに
「始めるまでのハードルがとにかく高すぎる」
事に尽きると思う。

持って生まれた音楽の才能があり、
楽器を用意し、ひたすらに練習。
理論を身に着けるべく、座学。

とにかく作曲と言う行為を行い、形になるまで途方もない時間を費やす。
そこまでして完成した曲のコレジャナイ感…。
死にたくなる程の屈辱を味わいやめる。
だいたいこんな感じ。
僕はこれを幾度となく繰り返してきた。

僕が上記を繰り返していたのは音楽の才能が無いからだと思っていた。
実際学生の頃の音楽の成績は良くても3だった。
歌は聴いた人がザワつくほど音痴、楽器は弾けない、楽譜を見ると気が狂いそうになる。

今までの音楽(創作?)人生を公開する

小学生時代

僕は図工が鬼得意だった。特に絵。
展覧会にも出した事があるし、自分の絵を持って写真を撮らされた写真もある(その絵は帰って来なかったと記憶している)

その一方で音楽はてんで駄目で、
鍵盤ハーモニカには白鍵にドレミファソラシドのシールを貼っていた。
教科書には全てドレミファソラシドを書いていた。

呼吸をするように絵を描いていたが、
音楽は地獄だった。

中学生時代

通過儀礼エレキギターを買う。
しかし、教則本に書いてある事の意味が理解できずにいた。
その後「指が5本しかないのに弦が6本あるのはおかしい」と謎理論を導き出し挫折。ギターは従兄弟の元へ。

寄席番組に出ていた牧信二を見て「ウクレレなら弦4本だから余裕だし」とウクレレを始めるもコードが覚えられずに挫折。

中2の頃に立派なコンポを買ってもらう。
音楽視聴人生が始まる。
初めてかったのはリンドバーグのシングルだった。
中学3年の頃偶然にもGuns n' Roseesのアルバムを買う。
今思えばこれが作曲を始める鍵だった。

高校生時代

僕は高校は県外の私立へ行った。
いろんな所からいろんなヤツが集まっていた。
僕は帰国子女だったヤツと友達になった。
そいつも音楽が好きでGuns n’ Rosesをきっかけに仲良くなった。
他にも仲良くなった洋楽好きの友達数人とCDを貸し借りした。
最初はバンドばっかりだったがそのうちテクノも廻って来るようになった。
特に2 Unlimitedが好きだった。

専門学生時代

美大に行くべく予備校へ通ったのだが、
予備校の勉強が苦痛でドロップアウトし美大へは行けなかった。
ゲームが好きだったのでゲームの勉強ができると思って専門学校へ行った。
絵を動かすと思っていたのだが実際には
プログラムを書いて動かすとその時に知り、軽く絶望した。
なぜなら算数が絶望的にできなかったからだ。
専門学校ともなるとオタクばかりが集まり毎日ゲーセンへ繰り出した。
そこでbeatmaniaを見つけてしまった。
テクノが好きと言う事もあり、アホみたいにやった。
こういう曲を自分でも作ってみたいと思うようなり、
singersong writter かcake walkを入手し試行錯誤してみたが、
思うようにはいかなかった。

成人後

就職し使える金が増えたので、機材を色々買いあさった。
今までにGR86が買えるぐらいの金額をつぎ込んだ。
DAWを買っては挫折し、機材を買っては挫折を繰り返した。
作曲の本もアホほど買ったが、意味不明すぎて何一つ身につかなかった。

以上がぼくの作曲がやってみたいと思った頃までの音楽歴(?)である。
自分で書いておいてアレなのであるが、およそ作曲がやりたい人の経歴では無い。そう、要はただの素人なのである。

なぜ初心者の僕がこの記事を書こうと思ったか

長々と今までの情けない挫折だらけ作曲活動を書いたかと言うと、
「こんな駄目な人でもちゃんと学べば作曲は簡単にできるんですよ」
と言いたかったのと、これから作曲を始めたいなと思っている人にちょっとだけ先にいる僕から何かしらのヒントになるんじゃないかと思ったからだ。
僕が作曲を始めようと思い、作曲・音楽理論の本を読む前に知りたかった事を残しておきたかったからなのだ。

僕の経験上、作曲は特別な訓練を受けている人以外には難しいと思っているからだ。
作曲と言う行為誰でもできる。が、無限と思える音から自分が納得できる曲が思い通りに作れるかと言えば、極めて難しいと思う。
コレジャナイ曲を大量生産した所で時間の無駄なのだ。

あとは、今の自分が何を考えているのか、どう思って曲を作ったのかを
書きためておきたいと思ったからと言うのと、
曲を書き始めてから公開するまで成果物が出てこないと言うもどかしさを
どうにかしたいと言う事もあるかな。これは僕の都合だけど。

おわりに

なんだかだらだらと無駄に長い文章になってしまった上に文体にブレがあるように思えるが、最初なので許してもらえるとありがたい。
次回以降、簡単作曲のヒントになる事を書けていければと思う。

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