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永遠の原子とは、霊的成長のエンジンである

永遠の原子<permanent atom>とはなんだろう?


どうも夏樹です。今回も難しい話です。

タイトルに掲げた問いを持ちつつ。今回も語ってよいとされている範囲まで話してみたいと思う。

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続き。

それというのも神秘学を教えていると僕自身そうなんだけど、理解が難しいテーマの一つがまさにこれ。永遠の原子について。ダスカロスの言う「マインド」の概念も難しいけど、こちらの永遠の原子<permanent atom>も難しい。


質問が多いのもここだ。


なので思い立ったが吉日じゃないけども、軽くまとめておきたい。


まず結論を次の章の見出しタイトルにしよう。


永遠の原子<permanent atom>とは単なる記録媒体ではなく、『自己認識ー魂』の霊的進化を促進するエンジンである。

話はわかりやすくするためにまず結論から話せ。なんてビジネスパーソン風に言ってみても、この結論も決してわかりやすいとは言えない。(笑)


部下からそんな報告を伝えられたら「具体的にどういう意味だ」と0.3秒で反応しそうである。

なので表現として適切なのか考える余地はまだあるが、ここから詳細を語ってみよう。


※神智学の文献では、永遠の原子を「恒久原子」と訳しているところもある。が、自分は恒久原子よりも永遠の原子と訳す方が好きなのでこちらを採用する。なお英語にすれば両方ともpermanent atomとなる。


さて、永遠の原子<permanent atom>の役割は、記憶媒体としての機能だけではない。


いきなり小見出しのタイトルとは異なるが(笑)、とりあえず、まずは記録媒体と仮定する。


そこでダスカロスの『エソテリック・ティーチング』に目を通すと、
That part of the permanent personality which acts as the recorder of the experiences it has received in the place time worlds. the permanent atom is situated in the etheric heart of each body simulaneously, and registers all the emotions, thoughts, reactions and experiences as they occur in the three worlds.』なんて用語解説のところにはありますな。


永遠の原子<permanent atom>は、3つの身体の各エーテル・ダブルのハート・センターにあり、3つの世界で起こった感情・思考・反応をすべて記録している、と。だがここで、気になる一文もある。「That part of the permanent personality」の部分ね。永遠の原子<permanent atom>は、永遠の人格の一部である、ということを記している。


これは何を意味しているのだろうか。


なぜ霊的な記録媒体である永遠の原子<Permanent atom>は、永遠の人格の一部なのだろう?


永遠の原子にインプットされている記録には、カルマが含まれている。記録に媒体にカルマが入ってるって結構新鮮な驚きであり、かつ不思議じゃないかな?

ここに疑問をも出すにスルーしたなら甘いぜ。

で、疑問なのは、『なんのための記録媒体なのか』ということ。霊的世界において、『無限の記録』とは非常に神的な意味を持つ。

たとえば神秘学的には、アカシック・レコードとかコズミック・メモリーと呼ばれる宇宙的な記録メディアの存在が指摘されている。


仏教でいうところの虚空蔵。神秘家は霊的発達を成し遂げることでアクセスを許され、人類の全記憶と知識を用いることが赦されるという。

永遠の原子<Permanent atom>とは、そんな宇宙的な記録の話ではない。(いや、正確にはつながってるけど。とりあえず別個で考えよう。)

一人ひとりの個人的な―しかし全転生を超えた―記録媒体ということになっている。


なるほど、永遠の原子<Permanent atom>とは、どうやらその文字のごとく永遠の存在であり、全転生についてくる。


だが、繰り返すが単に「記録」だけが仕事ではない。

実は・・・


すべての転生で造られる身体や人生の環境は、永遠の原子<permanent atom>の情報が活用される。


転生のために必要な情報。それが格納されているのだ。そして全転生において活用される。

この点にこそ、実は永遠の原子<Permanent atom>は、文字通り永遠でなくてはならず、単なる記録媒体ではない理由がある。


転生をまたいで利用される記録媒体。


それはつまるところ輪廻のシステムと連動する、『カルマの法則』が働くメディアであるといえるのだ。

もっとシンプルにいえば、カルマを保存しているメディアだ。


たとえば、ある人が「前の人生で他者の足を切り落とした」ときに、次の人生にその魂が学びとして受けるべきカルマの種も保存している。

※その種を精査して、どんな風に発芽させるべきかの判断は、カルマの大天使らが関与する。永遠の人格や守護大天使もね。


われわれは、何度も輪廻する。

このとき、われわれは永遠の原子に保管された各転生のメモリーとカルマに応じて、次の転生で必要な心魂体を形成し、必要な環境を用意するのだ。


永遠の原子<Permanent atom>には、すべてが入っている

永遠の原子は、なるほど、おれたちのすべての人生の歩みが入っている。いつか天へと還るとき、それ自体が宝となる。


だが、もとより永遠の原子は永遠の人格の一部である。そもそもで人へと転生することを選んだ魂に永遠の原子が与えられたとき、そこには『人間のすべて』が入っていたのだ。いわば種のようなものだな。


たとえば杉の樹はとても高く、太く、立派に成長する。あれほど巨大に成長しても、その種子は小さい。すべての植物はそうだろうけどさ。そして種子がどれだけ小さくとも、完璧に「設計図」はそこに入っている。



今回のトピックである、永遠の原子<permanent atom>も同様だ。われわれが人として物質的、そして霊的に成長していくことができるのも、「天なる人間」としての完璧なる姿(状態)が、すでに永遠の原子<permanent atom>にインプットされているからだ。われわれは少しずつこの「天なる人間」へと向かっていく。

この天なる人間としての種は最初は小さな球形だが、次第に成長してくるのだ。

(このあたりは蓋然性・可能性の循環という別の法則もからんでくるので、この法則はまた機会があればしよう。)

では、永遠の原子は記録すると、次は何をするのか。


われわれの日々の活動がインプット(記録)されると、永遠の原子は保管するだけでなく、われわれの魂に働きかける。

ここが永遠の原子の真価ともいうべきところだが、われわれの日々に活動の入力(記録)によって、永遠の原子<permanent atom>は、3つのボディに対する成長を指令するのだ。

たとえて言うと、筋肉に対して「負荷」という活動を入力すると、「太く逞しい状態へと成長しろ」と指令される。(笑) 

こんな関係と同じようなものだといえば、わかりやすいだろうか。だから当然、筋肉を怠けさせること(情報を入力)をすると、筋肉は衰える。

われわれの日々の活動が、魂(3つのボディ)を衰退させるようなものであれば、当然、そうなる。


永遠の原子は、現在の人格と情報をやりとりして、各人生を経て体験的に得た智恵を蓄えていくのだ。そしてそれを次の人生でフィードバックし、魂を成長させていくのだ。


永遠の原子は、「正しいインプット」があると、3つの身体に成長を働きかける。


そこでピン!と来てほしい。


筋トレに例えつつ、永遠の原子<permanent atom>の活動に保存すると、3つのカラダが成長すると伝えた。


もう少し分解すると、永遠の原子に

保存される情報は、思考、行為、感情などである。

保存の結果は、3つの体の成長の働きかけである。


つまり、ここで、原因と結果―『カルマの法則』―が働いているということ。


永遠の原子<permanent atom>は、カルマの働きを通して、人を成長させていくという機能を持っているのである。

が。この機能、漫然としていたらその活動は緩慢だ。


永遠の原子<permanent atom>が正しく機能するためには、人格の浄化が必要

ほんでな。永遠の原子<permanent atom>にある「天の人間」へと近づいていくには、すごく簡単に言うと、人格の浄化がやはり必要

スピリチュアルな成長では、「人格の成長」ってのが絶対にマストだよ、と言われるな。

その理由の一つがここにある。


永遠の原子  ⇔  3つの身体

この両者の間をつなぐフィルター(⇔)に重要な秘密がある。このフィルターこそが、「人格」なんだよ。永遠の原子はもともと「永遠の人格」の一部とダスカロスは言う。


現在の人格であれ永遠の人格であれ、永遠の原子は「人格」という機能に属するものだ。


ゆえに「保存」「出力」も、人格が濁っていたり、歪んでいると、永遠の原子<permanent atom>に正しくできない。機能しない。

つまり人格が濁っていると、正しく入力されない。


すると、出力がない。


出力がないということは、霊的成長がない、というわけだ。


だからわれわれはまずは霊的成長のための「通路」を開くために、人格を浄化する「内省」に取り組まなくてはならない。


永遠の原子<permanent atom>を育てるプラクティス

さて。ここからは訓練に関して。

永遠の原子<permanent atom>は3つある、と記した。

そして肉体、サイキカル体、ノエティカル体だ。基本的に、その場所は各身体の(のエーテル体)ハートにある。(と、学習の初期では説明される。学びが進むと異なってくる。なぜなのかは秘儀に属するので、おれ自身も中級クラス以上でしか話さない。)


そして入力についてだが、簡単に記すと、


1.感覚性エーテル

2.運動性エーテル

3.刷り込み性エーテル


この3つを使うことになる。


なぜなら人生で得られる経験的学習というものは、この肉体を通した「体験」から得られる智恵だからだ。

そして体験というものは、エーテル・バイタリティーによって機能する能力によって魂に蓄積される。


とくに初期は、感覚性エーテルと運動性エーテルの関与が大きい

ゆえにこの二つをマスターすることにわれわれは尽力すべきだ。


そして刷り込み性エーテルは、視覚化の訓練であり、エソテリックな訓練でもっとも重要になるエーテルだ。


だが、繰り返しになるが、基礎レベルにおいては、感覚性と運動性のエーテルを訓練しないといけない。


この二つはエーテルの土台だ。この二つのエーテルの体得度が低いと、結果として刷り込み性エーテルを用いて行う視覚化(ヴィジュライザ―ション)がまともに機能しないか、しても効果が低いのだ。


そんでこっからは明かせない部分もある。本当の永遠の原子の位置と関係するため理由は明言を避けるが、やるべきことははっきり言おう。


「運動性エーテルと感覚性エーテルをまずはしっかり磨こう」、だ。


このまず訓練すべき二つのエーテルだが、その存在を実感し、コントロールするためには「肉体」を強く意識することが求められる。とくに東洋人は、理性的機能のみで把握するのは難しい。


だが、幸い東洋人には高度に発達したエーテル文化としての身体文化がある。


たとえばおれは気功の訓練をここで推奨する。実際に気の訓練そのものだし。運動性エーテルと感覚性エーテルがをまず使うことになるのは同じだ。


そしてこの訓練が十分積み上げられると、より意志と思考力のみで行われる「視覚化」の訓練が効果的に進むことになる。


視覚化に取り組むと、刷り込み性エーテルを使うことが求められる。そして刷り込み性エーテルの理解も進むことになるだろう。


さらにもう一ついえば、このとき、「永遠の原子」に記録するのが刷り込み性エーテルであると気づくが、このことに自分で気づくことに意味がある。

刷り込み性エーテルの深遠さに気付き、活用の幅が広がるはずだ。

そうなることを願っているぜ。



永遠の原子<Permanent atom>の理解はここがスタートだ


と、長々と永遠の原子について語ったが、まぁ語りきれるもんじゃない。

おれんところの講座でも、ベーシックではとりあえず「全転生に持っていくUSBのようなもん」といった説明だ。


それよりも、永遠の原子に「正しく入力」するためにも、うちの神秘学講座ではベーシックでは3つのエーテルの理解と訓練を深める方を重視する。

その方が結果として、永遠の原子<Permanent atom>の理解を深めることに通じるだろうからだ。


何を学び、深めていくのか。こういう順番はとても重要だと思う。神秘学派では古来、この点を重視していた。


そのために意味のない秘密主義という誤解も受ける。だが、実際はとても意味も意義もあるのだ。

いつか、永遠の原子<Permanent atom>の働きかけによって3つの身体が霊的に進化していくということについてまた語ってみたい。


ま。そんな話さ。

またメルマガではよりクローズドな空間ということで、こことは異なる話を展開しています。

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