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知らなかった頃の感覚を忘れない: ぴったりな言葉を選ぶコツ④

繰り返しにはなりますが
「ぴったりな言葉」を選ぶときに
自分にとってしっくりすることと同じくらい
お客さまにその内容やイメージが伝わることが大切。

でも、その仕事への情熱があるからこそ
学んだり極めたりするなかで
自分が知らなかった、わからなかった頃の感覚
つまり
これからのお客さまの「今」の感覚と言葉を
忘れてしまいがちです。


言葉が遠すぎると心は近づけない

私たちが話し、書くアウトプットの言葉は
それまでに読んだり聞いたりして
インプットされてきた言葉の中から
選ばれています。

自分の専門とする仕事があって
学びを深め、スキルアップをして
その分野・業界のつながりが増えると
日々、インプットされる言葉が
共通言語や専門用語になりがち。

その教室に通った時に先生が使っていて
いつの間にか馴染んだ言葉やフレーズ。

コーチングやカウンセリングを学んだ
そのコミュニティの中では聴き慣れていたけれど
一歩外に出たら「え、何?」と言われる言葉。

そんな言葉は、相手に伝わる「ぴったりな言葉」に
なっていない可能性があります。

なんとなくはわかるけれど
数秒間、読む人に考えさせてしまったり
耳に入った時に難しそうだなという印象があったりすると
すっと心に入ってこない
距離ができてしまいやすいのです。

伝える言葉を選ぶときは
自分が知らなかった頃の感覚を思い出してください。

もうそれが遠い昔のことだったり
もともとその分野が当たり前の環境で育ったり
という場合は
初めて知る人のリアルな感覚と言葉に意識を向けて
あらためてインプットしてください。

とくに、初めてのお客さんの口頭でのご感想には
鍵となる言葉が入っていることが多いです。

とはいえ、はずせない言葉もある

そうは言っても、この言葉以外では伝えられない!
というはずせないキーワードもあると思います。

そんな時は、その言葉を初めて聞く人でもわかるよう
前後に理解の流れをつくる
イメージしやすい例えやメタファーを入れる
などの工夫をしてみてください。

小さい頃に読んだ、あるいはお子さんが読んでいる
科学の本や図鑑などはいい参考書になります。

大人でも説明しにくいような自然現象や化学反応を
子どもがわかるようにどう説明しているか
見てみてください。

振り仮名をふる、口調を変えるといった表面的なことだけでなく
読んでなんとなくでもイメージが湧くよう
その言葉の前後に
上に挙げたような仕掛けがあるはずです。(※良い本は)

はずせない言葉は大切にしながら
自分にとっての一致感とお客さまの感覚との間に
橋をかけていってください。

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