海のひと

 あれれいつの間にか1週間が経っている。
その時はこの時間いつ終わるのだろうと感じていても、終わってみるとあの時間は限られた時間だったのだと実感させられる。

 最近、ひとつのことを突き詰めている人に出会うことが増えてきた。もちろん私が選んでいるからでもある。その人たちと話す度に私が物事を広く薄くやっている感が見えてくる。父にはどちらのやり方も素敵でいいじゃないかと言われる。しかし私は広く薄い自分に満足できていない。

 海の側でのんびり陶芸をしている人に出会った。その人は音楽を聴いて踊りながら色の調合をしている。楽しむことこそがひとつのものを極めるに効く一番の薬なのかなとその人を見て思う。

 今の私は好きなことを好きなように自由奔放にやってもいいのかもしれないな。

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