ボーイ・ミーツ・シューゲイズ
きみが死にたくなったのは、街で聴いたパンクロックが綺麗だったから。夏の終わり、暗闇の中、自慰行為的ギターロック。何度夢見たって、ドラマチックはきみを助けてくれなかった。
午前7時の自転車で走っても追いつけなかった焦燥感と、午後7時のボーイ・ミーツ・シューゲイズが混ざり合う時、きみは生きられたかな。
静かな岡に蔓延るノンフィクション中毒。ライブハウスの入口は煙草臭くて息がつまりそうでも、なんだか心地良かった。パンクロックはきみを助けてくれなかったけれど「大人になる」を履き違えて生きてもいいよ。
ボーイ・ミーツ・シューゲイズ。
きみの人生よ、パンクロックを越えろ。
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